
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
高校バスケットボールで最も注目が集まる全国高校選手権大会(ウインターカップ)。高校3年生にとって、最後の晴れ舞台への出場権を懸けた最終予選まで1カ月を切った。ここでは躍動感あふれたプレーで勝利を目指す選手を紹介し、気になる選手を聞いた。
庄本萌音(情報科学3年)
2002年10月29日、ポイントガード、159cm、戸次中学出身
スピードやシュート力などの技術もさることながら、チームメートからの信頼も厚いキャプテン。「私の目指すバスケをきちんと理解して、後輩たちにもしっかり指導ができる」と、井上聖也監督は彼女のキャプテンシーを高く評価している。県高校総体では納得のいく試合ができず、最後の大会まで戦い抜くことを決意した庄本。「今年のチームは勝てる可能性がある。バスケを楽しみながら、最後まで私たちらしいバスケをしたい」と、全国への道をまだ諦めてはいない。
気になる選手は?
木下菜月(中津北3年)
中学の頃、同じクラブチームでチームメートとして戦ったこともある選手。プライベートでは連絡を取り合う仲。バスケスキルが非常に高く、オフェンスもディフェンスも全く隙のない選手なので、仲間だととても頼れる存在だったけど、敵チームだとやっかいな相手。ウインターカップ県予選の決勝で戦おうと約束したので、絶対に決勝まで勝ち上がって、全国を懸けて戦いたい。簡単に勝てる相手ではないけど、新人戦のリベンジを果たすつもりで挑む。
成松朋華(大分3年)
2002年11月3日、スモールフォワード、161cm、臼杵西中学出身
中高一貫の大分に高校から編入した。当初はでき上がったチームに溶け込めるか不安があったが、持ち味のディフェンス力と必死に頑張る姿勢を見せ、今ではキャプテンとしてチームを引っ張る存在となった。県高校総体で初優勝し、「チーム全体で声が出るようになり、チームの雰囲気が良くなった」とウインターカップ県予選に向けて、チームの仕上がりの良さを感じている。目標はもちろん優勝。「全試合で圧倒して全国大会に行きたい」と県総体の勢いのまま頂点に駆け上がる覚悟だ。
気になる選手は?
亀井彩華(大分商業3年)
ミニバスのときから一緒にプレーした友だち。何でも言い合える仲。高校の進路を決めるとき、一緒の高校に行こうと考えた時期もあったけど、その先の進路のことを考えて別々の道を目指すことになった。会場で会えば話すし、お互い応援する。(2月の)県高校新人大会で対戦して、マッチアップした時は新鮮だった。高校最後の大会となるウインターカップ県予選で、もう一度対戦したい。そのときはお互いの成長を見せることができればと思う。
高橋あかね(大分商業3年)
2002年8月19日、センター、175cm、朝日中学出身
中学1年生からバスケットボールを始めた高橋は、175cmという高さを生かしてゴール下を守る。今年のチームの特徴でもある“高さ”を担うキーマンであり、オフェンスではワンハンドのジャンプシュートやポストからのドライブで得点を重ねる。「県総体での結果は気持ちの弱さが大きい。チームの雰囲気が悪くなったときは積極的に声を出して盛り上げるようにしている」との反省を踏まえながら、3年生としてプレーだけでなく精神的にもチームを支えている。
気になる選手は?
植木詩織(情報科学3年)
同じポジションで身長も同じくらい。対戦するときは必ずマッチアップする選手。視野が広くて、周りをしっかり見ていて、状況判断がとてもいい。(2月の)県新人大会3位決定戦で負けてしまい悔しい思いをした。ウインターカップ県2次予選では、お互いに勝ち上がれば優勝を懸けて戦うことになるので、次は新人大会のリベンジで絶対に勝ちたい。特に、リバウンドでは彼女に絶対取らせないという強い気持ちを持って、負けないようにがんばりたい。
コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です!
(黒木ゆか)
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