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バサジィ 通算100ゴールは通過点、頼りになるゴールゲッター芝野創太

バサジィ 通算100ゴールは通過点、頼りになるゴールゲッター芝野創太

 開幕白星スタートとなったバサジィ大分。2得点の芝野創太は、「自分が得点したことより、チームが勝てたことが良かった」と振り返る。31歳のゴールゲッターは今季、セカンドセットで仁部屋和弘、小曽戸允哉との“元”日本代表トリオとして試合に出ることが増えそうだ。ファーストセットには勢いのある“現”日本代表の小門勇太がいるが、ライバル視することはなく淡々と自分の仕事である“得点”に専念する。それがチームの勝利に直結することを知っているからだ。「今季は少数精鋭で、一人一人にかかる負担が大きい。昨季以上に出場時間は増えると思うので、毎試合得点してチームの勝利に貢献したい」と話す。

 

 開幕戦では持ち味のフィジカルの強さを発揮した。ゴール前で相手と競り合い、倒れながらもシュートに持ち込む。一度はGKに弾かれたが、倒れたままの状態から足を伸ばしゴールに押し込んだ。チームの今季初得点が自身の節目となる100ゴール。「意識はしてなかったけど早い段階で達成できてよかった」と積み重ねた得点を誇り、次は「200ゴール」と高い目標を設定した。

 

開幕戦で2得点の芝野創太

 

 今季の大分は堅守速攻を継続。得点源である芝野も最前線からボールを追い、他の選手と同様にハードワークが求められる。「走るのは苦手だが、昨季以上に走り込んだ。おかげで最後まで走り負けない体力と、球際で戦う意識が高くなった」と、鍛え上げた肉体に衰えはない。2得点目は自陣からのロングパスを高い打点で受け、空中でバランスを崩すことなく体幹の強さを見せつけた。寄せた相手のファウルを誘いPKを獲得し、豪快にネットを揺らした。

 

 初戦から結果を出し、幸先は良い。「今季は試合ができること自体がありがたい。多くの方のサポートがあって今がある。この環境に感謝し、還元するためには優勝しかない」。芝野の目標は明確だ。「とにかく勝たないとどうしようもない。チームが勝てるようなプレーを心がけたい。最後まで集中できているし、今後も同じようなプレーを続けることが大事」。早くも抜群の存在感を見せている。

 

今季も得点源として期待される

 

 

(柚野真也)