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#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 サッカー男子

#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 サッカー男子

 6日間のトーナメント方式で開催される県高校総体の男子サッカー。新型コロナウイルスの影響で全国高校総合体育大会(インターハイ)や九州大会が中止となり、上級大会につながることはないが、全国高校選手権大会県予選のシードポイント対象大会であることに変わりはない。3年生を中心とした記念大会、全国選手権大会に向けた腕試しなど、各校によって位置づけは異なるが、真剣勝負の舞台になることは間違いない。

 

 新チームとなって最初の大会となった1、2月の県高校新人大会では、大分西が優勝、大分南が準優勝で終わったが、その後は部活動休止となり各校約2カ月のブランクがある。大分西の首藤啓文監督が「どこも条件は同じだが、チームとしての上積みができていない」と話すように、2年生から3年生にかけて最も伸びしろがある時期を見定められていない。また、例年なら春先から始まる「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2020 OFAリーグ」も延期が続き、他校の戦力も情報も分からない。県高校総体では3連覇が懸かる大分の小野正和監督は「今大会に関しては一発勝負」と捉えている。

大会3連覇に挑む大分

 

 大分は県高校新人大会の準決勝で大分西にP K戦の末敗れたが、全国高校選手権大会に出場していたため新チームのスタートが他校よりも遅く、本調子ではなかった。しかし、4月に大分中学から進級したメンバーに加え、県内外の強豪クラブから入学してきた40人が加わり、戦力が大幅に底上げされた。元々、質の高い選手が多かったが、量も備わったことで優勝候補筆頭の陣容となりそうだ。キャプテンの堤聖司(3年)は「練習できず、インターハイも中止となったことでサッカーへの思い、選手権への思いは強くなった。まずは県総体で3連覇して、いい流れをつくりたい」と話す。

 

 今週から公立では対外試合が解禁され、週末を中心に実戦形式に入る高校は多い。肩慣らしをして県高校総体に臨むことになるが、混戦必至。残り1カ月弱で調整し、勢いづいたチームが一気に頂点に駆け上がりそうだ。

1年の頃から活躍する大分の堤聖司(3年)

 

 

(柚野真也)

大会結果