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大分の高校生の“今”を伝える ピンチをチャンスに 大分雄城台ハンドボール部

大分の高校生の“今”を伝える ピンチをチャンスに 大分雄城台ハンドボール部

 政府が新型コロナウイルス感染拡大に対応する緊急事態宣言を出したことを受け、再び部活動が休止となった。13日から、午前7時45分から75分間、練習を再開した大分雄城台高校のハンドボール部だったが、わずか4日間で終わった。平井徳尚監督は「ピンチをチャンスに変えるしかない」と気丈に振る舞った。

 

 約1カ月間、自宅での自主練習の成果は目に見えて分かった。「目標が決めづらいなかで、気持ちを切らさずに自主練習をしていたんだと思う。体がひと回り大きくなって、スピードも増した」と平井監督。練習再開後は限られた時間で、主に心肺機能を高めるメニューを中心に実戦感覚を取り戻そうとしていた。

 

 昨年11月の県高校新人大会で優勝したが、全国選抜大会が懸かった予選で優勝を逃した。平井監督は「成功体験をした後で悔しさを味わったので、インターハイ(全国高校総体)で大暴れしようというモチベーションは高い」と話す。部活動が再休止になっても意識を高く保ち続けている。「3年生を中心にどんな状況になっても気持ちは切れることはないと思う。逆境でこそ心技体が整う」と試練に打ち勝つ覚悟がある。

 

練習再開はわずか4日間で終わった

 

キャプテンインタビュー

 

安波凌平(3年)

2002年7月13日生まれ、174cm、67kg、明野中学出身

 

Q:部活動再開のときに感じたことは?

 久しぶりに体育館で練習ができてうれしかったです。みんなしっかり与えられたメニューをやっていたと思った。スピードが格段に上がっていました。僕も毎日の走り込みと筋力トレーニングを欠かさず、体重を2㌔増やすことができました。他にもこれまでの試合の映像を見て分析していました。客観的に自分のプレーを見ることができました。

 

Q:今後の見通しが判断できませんが、今後の目標は?

 県高校総体で優勝して、インターハイでベスト4を目指したいです。全国選抜予選では自分たちで勝手にプレッシャーを感じてしまったので、メンタルを鍛えたいです。チームとしては、伝統の守備からの速攻ができるように、当たり負けしない体の強さを求めたいと思います。

 

Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したいですか?

 自分は守備の要なので、攻撃につながる流れをつくりたい。声を掛け、周りをフォローして、自分が引っ張る覚悟を持ってプレーしたいです。

 

 

 

 

(柚野真也)