国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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厳しい審査を勝ち抜き「ハニーズ」のセンターに スポットを浴びるダンスパフォーマーMisaki
プロ野球福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」のひとりとして華やかに舞う。2020年度メンバーに新たに加わった大分県出身のダンスパフォーマーMisakiは、お披露目会見で最もスポットを浴びるセンターに抜擢された。
5歳の頃からジャズダンスをはじめ、高校卒業後はパフォーマーになることを夢見て東京のテーマパークで活動を続けた。あるときハニーズに所属する友人が球場で4万人の観客の前で華やかに踊るダンスパフォーマンスを見て刺激を受けた。メンバーになるにはシーズン前に行われるオーディションに合格しなければならない。ダンサーの任期は1シーズンのため、前シーズンのメンバーと一緒にオーディションを受けなければならない。新メンバーになるには厳しい競争が繰り広げられる狭き門だった。
東京での生活に不満はない。仕事にも満足していた。それでも彼女にとって、「九州に戻って、球場を駆け抜けて踊ってみたい」との思いは価値があるものだった。約100人の応募のなかから、厳しい審査を勝ち抜き、見事20人のメンバーに入った。特に身長167㌢の長い手足を生かしたダイナミックなダンスが評価された。
ハニーズの新メンバーとなったMisaki
ハニーズの主な役割は、試合の合間に観客を盛り上げることだが、野球以外で社会に貢献することも期待されている。地域のイベント活動や各種メディア出演、ファンサービスやPR活動に参加し、盛り上げている。「ホークスに力を、そしてファンに夢を与える特別な存在」を目指している。
新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントも次々と中止や延期となっている。本来なら開幕直後の話題で盛り上がっていたはずのプロ野球は、公式戦は延期となっている。最高のパフォーマンスを準備する選手と同じように、Misakiも再開に向けて1日6時間に及ぶトレーニングを続け、スキルアップを目指している。球場で表舞台に立てるのは14人、そのうち固定されているのは9人。それ以外は毎回オーディションを受けなければならない。Misakiは固定メンバーを勝ち取り、その中でさらにスポットが約束されているセンターを目指す。「全力でパフォーマンスして応援する姿を見にきてほしい」と開幕を待ちわびている。
全力パフォーマンスで盛り上げたいと語った
(柚野真也)