
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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KYFA九州U-12サッカー大会(3月7、8日、佐賀県)に出場する由布川サッカースポーツ少年団は由布市挾間町を拠点とする。少年団としての練習は週に2度。金曜日の全体練習と水曜日の自主練習のみだが、それぞれが異なるサッカースクールやクラブで研鑽し、試合のときに集まる。団員はほぼ由布川小学校の生徒で、クラスも一緒。チームワークはピカイチだ。休み時間のサッカーでコンビネーションを高めている。
九州大会出場を決めた第51回大分県少年サッカー大会では決勝戦で敗れ、悔しい思いをした。キャプテンの吉広幸太郎(6年)は「先制して勢いに乗ったけど、追いつかれてから焦りが出た」と振り返る。エースの江藤翼(6年)の2得点で2度リードする展開となったが、バランスを失った。佐藤光雄監督は「リードを守りたいという気持ちが出たのか、パスを回せるところで大きく蹴ったり、いつものプレーができなかった」と悔やんだ。
3月の九州大会に出場する由布川サッカースポーツ少年団
パスを回し、隙あらばドリブルで積極的に運ぶ由布川スタイルは、観客を沸かせることもしばしばあったが、決勝では不発。安定していた守備も崩れた。「この1年間で4失点したことは記憶にない」と佐藤監督が話すように全てがかみ合わなかった。それでも九州大会出場権を獲得し、リベンジの場がある。
「県予選決勝でうまくできなかったことを修正したい。みんなで力を合わせれば九州大会ではいい結果が出ると思う。このメンバーでサッカーができる最後の大会なので楽しみたい」と江藤。「小さい頃からみんなんでボールを蹴った仲間たち。今のチームはサッカーが好きでうまい子がそろった。最後は好きなように伸び伸びプレーしてほしい」と佐藤監督は今まで通り見守るスタンスを崩さない。チームワークで有終の美を飾るつもりだ。
エースとして活躍が期待される江藤翼
(柚野真也)
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