
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
大分トリニータは7日、昭和電工ドーム大分でセレッソ大阪と対戦する。片野坂知宏監督にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は6日付朝刊に掲載)
今シーズン掲げたスローガン「勇猛果敢」の言葉通りに戦い、上位をキープ、4試合を残して目標だった残留を決め、さらに来季の続投も決まった片野坂知宏監督。「相手チームに対策されても、それを上回るものを見いだすなど、チームは停滞することなく常に進化を遂げている」と、西山哲平強化部長からも高い評価と信頼を得ている。勝ち点50、1桁順位を目指し、ホーム最終戦を勝利で飾って来シーズンへつなげ。
―残すはホーム1試合となりましたが、どんな1年でしたか?
残留という目標を達成することができ、素晴らしい成果を上げることができました。支えてくれるスタッフ、選手、クラブ、そして何よりもファン、サポーター、トリニータに関わるすべての方々のご支援ご声援のおかげだと感謝しています。
―選手たちは、監督がJ 3の時からぶれずに引っ張ってくれたおかげで今の自分たちがあると話していました。監督冥利に尽きますね。
ありがたいです。もちろん僕自身ぶれずにやってきたこと、選手たちに立ち返る場所を示せたことも良かったと思いますが、選手たちが(戦術を)理解した中で僕を信じ、粘り強くやってくれたからこその結果だと思っています。
―チームは好調、選手たちは浮かれることなくプレーしていましたが、意識して気を引き締めていましたか?
特には何もしていません。大事なのは34節終わった時点での自分たちの立ち位置なので、いかに目の前の試合に集中し、いい試合をして勝ち点を積み上げていけるかを考えさせるようにしました。
―シーズン途中で補強した選手たちは戦術理解も早く、チームにフィットするのも早かったですね。
補強についてはクラブと話し合い、トリニータのサッカーに興味を持ち、戦術理解度の高い、さらに即戦力となる選手をチョイスし、うまくいったと思います。
―今年は選手たちとやや距離を置いた指導を心掛けたと聞きましたが、その意図は。結果的にプラスに働きましたか?
距離を、ということではなくて、ちょっとした甘さや緩みが成績に響いてくる厳しいリーグなので、まず自分自身が選手に対して過保護になりすぎないよう、毅然とした態度で指導をしていかなければと課したことでした。例えば、これまでベンチ外や交代した選手と話をしていましたが、「こういう決断をした」と示すほうがいいと考え、あえて何も伝えなかったり。それが良かったのか悪かったのかということは分からないし、(以前からチームに在籍していて)僕のことを知っているか否かによっても選手の感じ方は違うでしょうしね。
―サポーターは続投を喜んでいます。メッセージをお願いします。
来年はJ1に定着できる戦いができることはもちろん、タイトルを取れるようなチームづくりをしていきたいと思っています。一緒に戦い、強力なサポートをよろしくお願いします。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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