
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
第41回県小学生バスケットボール大会兼全国・九州大会予選
11月24日 女子決勝 豊後大野市大原総合体育館
滝尾48-19明野
(14-4)
(8-3)
(16-8)
(10-4)
全国大会の目標
9年ぶり3回目の優勝を飾った滝尾ミニバスケットボールスポーツ少年団。部員20人が週5日の練習を重ねながら、今大会に照準を合わせてきた。特に「失点を20点以内でおさえること」を目標に、守備を強化してきた成果を発揮する戦いを見せた。
この時期は毎年駅伝大会に参加していて、走り込みで体力をつけてきたという。「オフェンスはまだ力不足。その分ディフェンスで相手を崩すという目標をきちんと果たしてくれた」と選手たちの奮闘をたたえた酒井俊和監督。結果的にどの試合も大差をつけて勝利したが、楽な戦いではなかったと大会を振り返った。
強化中の攻撃では、ナンバープレーが要所で機能した。完成形とは言えないが、5対5の練習を重ねてきた成果だという。中心メンバーには5年生もいることから、技術や体格差は否めないが「点を取れる選手が確実に得点する」という酒井監督の狙い通り、冷静な判断から得点を重ねることもあり、全国に向けて自信につながるプレーも多く見られた。
「声を出して走ること」がチームの目標。「相手に声で負けないように。声を出していれば自然といいプレーが生まれる」という酒井監督の言葉どおり、コート内だけでなくベンチも一丸となって元気にプレーする姿が印象的だった。全国では高さのあるチームも多く、苦戦が予想されるが「自分たちのディフェンスとスピードがどれだけ通用するか楽しみ」と酒井監督。全員が守る姿勢で100%の力を発揮して結果を残してもらいたい。
守備力で圧倒した滝尾
三重野 奏(6年)
ガード、2007年12月3日生まれ、151cm、下郡小学校
姉の影響で自分もやってみたいと小学1年からバスケットボールを始めた三重野。チームメートが「ミドルシュートのうまさがチームナンバーワン!」と口をそろえるように、今大会でもチームの得点源として大活躍したキャプテン。
準決勝では得意とするミドルシュートがおもしろいほど決まり、観客席を沸かせた。またスピードも備えており、ドリブルの技術や速攻で得点を狙えるなど攻撃力もさることながら、最後まで足を止めない粘り強い守備も武器だ。
自身初となる全国大会出場について「みんなで声を出して、全力で走って、失敗を恐れずに思い切りプレーしたい。1つでも多く勝ちたい」と気合い十分。
(黒木ゆか)
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