
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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大分トリニータは2日、昭和電工ドーム大分でFC東京と対戦する。FW三平和司にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は1日付朝刊に掲載)
「シーズン前、雑誌などで降格候補に挙げられ(予想としては)妥当なんですが、皆、見返してやりたいという気持ちで戦いました。今この順位(7位)にいるのは奇跡だと思います」と話す三平和司選手。「息子は遠征で数日間会わないと僕の顔を忘れるみたいで。やたら僕がベタベタするので最近は嫌がられています(笑)」。チーム1の明るいキャラクターで、残り5試合、最高のパフォーマンスを。
―J1に上がって1年目の今シーズン、世間の降格予想をくつがえしましたね。
J1の選手たちとの技術の差を僕たちはチーム力でカバーして、ここまで勝ち点を取って来られたと思っています。また、勝ちを重ねていくことで自信もついてきました。
―前線のポジション争いは激しく、ここまで先発は4戦ということですが。
出られないのは自分に何かが足りないわけで、ふてくされても自分のためにならないし、むしろ(出られないことで)自分を試されているんじゃないかと思います。だからシーズン当初、この1年間は何があっても「チームや自分が成長するための練習をやり続けよう」と決め、最近はちょいちょい(試合に)出られるようになりました。
―3戦連続ゴールも決めました。気持ちの切り替えは経験から培われたものですか?
(浦和戦で)4戦連続になるところでしたが(笑)。正直、これまでは試合に出続けていましたが、去年ぐらいから出られなくなり、考え始めました。
―後半戦に入り、6戦、勝てない時期がありましたが、チームの雰囲気は良かったですね。
6試合で勝ち点4(4分け2敗)を拾えているし、鹿島や川崎に広島…普通に考えたら勝てないですよ(笑)。それと、今11勝していますが、「11」という数字は下位のチームと比べてあまり変わりません。ただ「引き分け」の数が多い分、(僕たちは)上位にいます。決定機を決められないのは、どのチームにとっても課題ですが、もうちょっと質を上げれば得点できたシーンもありますし、そこはやっぱり確実に取っていかないとJ1で残っていくのは難しくなると考えています。
―田中達也選手や嶋田慎太郎選手が「人見知りなのでいじってくれてありがたい」と話していました。いじり甲斐のある選手は?
新しく来た選手には早くチームに解け込んでほしいので、すぐにいじるって決めています。(伊藤)涼太郎とか面白いですね。後藤(優介)には「点を取ると違いますねー」みたいないじり方をすると、それに皆が乗っかってきて、(後藤は)照れまくります。
―FC東京戦に向けて意気込みを。
久しぶりのホーム戦なのでアグレッシブな試合をしたいと思っています。アウェーで対戦した時は、正直、相手のレベルの高さにうちは何もできなかった感じなので、チームが成長した姿を見せたいです。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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