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ラグビーW杯 オールブラックスが子どもらと交流、大分開催盛り上げる

ラグビーW杯 オールブラックスが子どもらと交流、大分開催盛り上げる

 ラグビーワールドカップ大会は2日、大分開催の初戦を迎えた。1次リーグプールBのニュージーランドがカナダと対戦して大勝。会場に駆け付けた約3万4000人のラグビーファンを魅了した。大分ではきょう開催のオーストラリア対ウルグアイを含め、全5試合がある。

 大分開催盛り上がりの火付け役となったのはオールブラックスの愛称で親しまれるニュージーランド代表であったことは間違いない。ワールドカップ3連覇を狙うニュージーランドは、9月24日に大分入りし、選手が地元の子どもたちとラグビー教室で交流した。

 

 別府市などが開いたイベントにはラグビースクールに通う小・中学生など約3000人が参加した。最初にニュージーランドの先住民族マオリ族に伝わる迫力あるハカが披露され、会場に集まった参加者も一緒に体験した。その後、鮮やかな照明に演出されキャプテンのキーラン・リードなど14人の選手が登場。会場にはラグビーワールドカップ開催都市特別サポーターの野球選手・内川聖一(福岡ソフトバンクホークス)がサプライズ登場し、チームを激励した。

 

キーラン・リード主将など14人の選手が交流を深めた

 

 この後行われたラグビー教室には、大分や別府のラグビースクールに通う小中学生約200人が参加。オールブラックスの選手たちとのパス交換や選手の蹴ったボールをキャッチするなど、子どもたちは世界トップレベルの選手たちとの交流を楽しんだ。技術指導を受けた甲斐こころさん(別府ラグビースクール、日出中3年)は、「貴重な経験ができた。目標を設定して毎日少しずつ成長したい」とうれしそうに話した。

 

 最後に集まった人たちがニュージーランド国家を歌って選手たちに温かいエールを送った。キーラン・リードは「この別府で素晴らしい時間を過ごすことができた。明日の試合で皆さんにいいパフォーマンスを見せたいと思う」と話したように、翌日の試合では2試合連続先発出場し、チームの勝利に貢献した。

 

 イベント後に選手にサインをもらい、一緒に写真を撮った道場飛雅くん(大分ラグビースクール、稙田中2年)は、「教わったことを次の練習に生かしたい。パス展開の速さやキックのキャッチを意識したい」と、多くの刺激をもらったようだ。

 

世界一流の指導を受けたラグビー教室

 

(柚野真也)

大会結果