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ラグビー NSぶんご初の全国大会へ

ラグビー NSぶんご初の全国大会へ

 中学生を対象としたラグビースクール「NSぶんごRFC」が、今月14日から茨城県水戸市で開催される「太陽生命カップ2019 第10回全国中学生ラグビーフットボール大会」に出場する。県勢が全国大会へ出場するのは今回が初めてとなる。

 

 NSぶんごは九州ジュニア大会県予選を1位で通過。続く九州大会では3位に終わったが、全国大会の特別枠に推薦され出場の切符をつかんだ。全国大会では同じ特別枠の4チームと対戦する。

 

 佐藤桂一郎ヘッドコーチは「ラグビーワールドカップの開催年に県勢として初めて全国大会に出場できるのは光栄だが気負いは感じていない」と話す。県内では大型選手がそろうチームとして注目されているが“全国レベル”にはまだ遠い。勝つことよりもチームが根底に据える「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」に恥じない行動、戦いをすることが目標だという。

 

得意のFW戦に磨きをかける

 

 NSぶんご は2001年にぶんごヤングラガーズとして誕生。県内の中学校にラグビー部がないため、「中学生にラグビーをする場を提供したい」と改称し新たなスタートを切った。現在は1年が14人、2年11人、3年15人の計40人が所属。毎週土・日曜に集まり、午前9時半から午後4時までたっぷり汗を流す。

 

 県内のさまざまな地域から集まった選手たちはとにかく仲がいい。練習中は真剣な表情を見せるが、いったん休憩に入るとにぎやかな笑い声が響く。佐藤ヘッドコーチは「仲がいいチームだが、それゆえに闘争心や負けん気が足りない。全国の舞台で足りないものを見つけ、何か一つでも持ち帰ってほしい」と話し、全国大会出場が選手の成長のきっかけとなることを期待する。

 

 キャプテンの足立慎太郎(原川中3年)は「みんなで声を出し合って、どんな状況でも焦らず自分たちのプレーをしたい。目標は4チームの中でトップに立つこと!」と気合十分。攻守の要としてチームの中核を担う舛尾和(王子中3年)も「器用なプレーはできないけど、泥臭くても前へ進むプレーでチームに貢献したい」と意欲を見せた。

初の全国大会に挑むNSぶんご

 

(甲斐理恵)

大会結果