県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
野球
ヤノメガネ少年野球教室 元プロ野球選手が熱血指導
夏休み恒例のヤノメガネ少年野球教室がこのほど、大分市の別大興産スタジアムで開催された。今年で39回目を迎える少年野球教室は「子どもたちの“夢”を育み、“夢”に向かって努力することの大切さを伝える」などを目的に、日本プロ野球界で活躍した一流選手を招き、子どもたちへ直接指導を行う。
今年は県内13の少年野球チームから約110人が参加。元東京読売ジャイアンツ投手コーチの池谷公二郎氏、元広島東洋カープ打撃コーチの小早川毅彦氏、佐伯市出身で前広島東洋カープ監督の野村謙二郎氏の熱血指導を約3時間受けた。
オープニングセレモニーでは池谷氏、小早川氏、野村氏があいさつ。「今日は皆さんと一緒に野球を勉強したいと思います。この教室で指導を受けた子どもたちの中には甲子園に出場したり、プロ野球で活躍したりしている人もいます。皆さんも頑張ってください」と、それぞれが緊張気味の子どもたちに話しかけ、場を和ませた。その後は全チームとコーチの記念撮影が行われ、暑さに負けない笑顔を見せた。
全チームとコーチの記念撮影が行われた
照りつける日差しの下で行われた練習はこまめに水分補給や休憩を挟みながら進行。野球の基本であるキャッチボールの大切さや練習に対する心構えを学んだ後、コーチから細かなアドバイスを受けながら守備練習、打撃練習等で気持ちのいい汗を流した。
往年の名選手からの直接指導は、子どもたちにとって貴重な経験となったようだ。練習後、渡辺明津希くん(津留少年野球団、小学6年)は「投げ方、捕球方法などたくさん勉強できた。元プロ選手に教えてもらうことができて最高にうれしい!」と話し、四井真人君(明治少年野球クラブ、小学6年)は「早く投げるコツが分かった。普段気づかないような細かいことまで指摘され、さすがだと思った」と笑顔で感想を口にした。
佐伯出身の野村氏は野球を楽しむことを伝えた
(甲斐理恵)