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バサジィ・バレー 満足する結果は出なかったが新戦力が機能

バサジィ・バレー 満足する結果は出なかったが新戦力が機能

 バサジィ大分の女子バレーボールチームは、「天皇杯・皇后杯全日本6人制選手権大会県ラウンド」に出場。準決勝で臼杵高校にフルセットの末に敗れた。約2カ月ぶりの公式戦だったこともあり試合勘を取り戻すために時間を要した。徳丸善基監督は「1試合目は出だしが悪かった。臼杵戦は修正できて立て直せたが、肝心なところでサーブミスやパスの精度が悪く、やってはいけないプレーが出てしまった」と悔やんだ。

 

 ただ、収穫もあった。4月から加わった4選手が戦力として機能した。高いトスを上げるオープン攻撃を特徴とするバサジィ・スタイルに慣れるのは早かった。中でも今春に国東高校を卒業した石崎真維は、2試合ともコートに立ち続け、「まだ完全に慣れたわけではないが、楽しんでプレーができている」と笑みを浮かべた。

 

4月から加入した石崎真維(中央)

 

 弾ける笑顔と捨て身のレシーブが持ち味。ポジティブオーラ全開なプレーは、チームの雰囲気を明るくする。もちろんバレー技術も高い。徳丸監督は、「バネがあり、パンチ力がある。上手にブロックアウトを取れ、戦力として信頼できる選手」と評価する。今大会では既存のチームメートに臆することなく、伸び伸びプレーし、得点源として活躍した。石崎は「チームとして流れに乗ると大量得点できるが、失点が多いのが課題」と振り返り、「スパイクの決定力とレシーブ力を高めて、悪い流れを食い止める選手になりたい」と目標が明確になったようだ。

 

 チームは今後も新戦力との融合を図り、今季の最大の目標である8月の「全日本クラブカップ女子選手権」でのベスト4に向けて、チーム力向上を目指す。

 

次なる目標はクラブ選手権でベスト4

 

(柚野真也)