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トリニータ 小塚和季インタビュー「今の課題は引いた相手に対して一つ上の技術で崩し切ること」

トリニータ 小塚和季インタビュー「今の課題は引いた相手に対して一つ上の技術で崩し切ること」

 大分トリニータは4日、ホームの昭和電工ドーム大分でサガン鳥栖と対戦する。MF小塚和季にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は2日付朝刊に掲載)

 

 新加入ながら開幕からスタメン出場している小塚和季選手。ゴールを演出するスルーパスが特徴だ。J1の舞台でも2桁アシストを記録したいと、今季の目標にも掲げているが、実現できるかどうか、危機感を持っている。落ち込んだ時はサッカーを楽しむ憧れのイニエスタ選手の動画を見て、次の試合へと気持ちを切り替えているそうだ。 

 

―先日(4月18日)の練習後、水を掛けて、片野坂監督の誕生日を祝っていましたね。小塚選手もかなり熱心に。

あの時は、ノリくん(鈴木義宜)と(前田)凌佑が「行くぞ!」って感じで、その流れに乗っていきました。監督もうれしかったんじゃないですかねえ(笑)。

 

―リーグ戦での好成績がチームの雰囲気を明るくしているのでしょうね。

そうですね。結果については多分(選手)みんな驚いているだろうし、うまくいきすぎているところもあります。今の課題は、引いた相手に対して一つ上の技術で崩し切ることだと考えています。イージーなミスをしてしまうとカウンター攻撃でシュートまでもっていかれるので、自分たちがボールを持っている時こそ集中し、確実にチャンスをものにしていきたいと思っています。特に先制点は大事なので。

 

―トリニータのボールポゼッションを基本としたパスサッカーは初めてですか?

初めてですが、何シーズンか戦ったので、大分がどういう戦い方をするかはだいたい理解できていました。なので、わりとすんなり入れたかなと思います。僕も含め新加入の選手は去年の大分のサッカーを見ているので、本当にこのサッカーをしたいという思いで来ていると思います。

 

 

―監督はいろんな意味で選手を信頼していますよね。

そうですね。みんな本当にリラックスして試合に臨めています。練習や試合前はふざけている選手も多いですが、オンとオフの切り替えがしっかりできているし、監督は3年間ぶれずに同じサッカーを続けており、そこは大事なところで、僕らも信頼を置いています。

 

―イニエスタ選手(神戸・スペイン代表)のファンとのこと。対戦が楽しみですね。

スペインでプレーするイニエスタが好きで、わざわざ見に行ったこともあったので、(日本に)来ちゃったんだ-と、ちょっと悲しくもあり複雑です。でもまあ、憧れていることに変わりなく、同じ中盤のポジションなので楽しみです。

 

―鳥栖戦に向けての意気込みを教えてください。

現状、鳥栖はあまり勝てていませんが、実力のあるメンバーがそろっているので、順位に関係なく手強い相手だなと思っています。GW中のホームでもあるので、サポーターの皆さんに勝利をプレゼントできるよう頑張ります。

(小野郁)

=取材日/4月25日、プレー写真は大分トリニータ提供=