
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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大分トリニータは14日、ホームの昭和電工ドーム大分でベガルタ仙台と対戦する。FW高山薫にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は12日付朝刊に掲載)
湘南の“顔”でもあった高山薫選手。トリニータへの移籍は「直感」だったそうだが、そこには運命の糸にたぐり寄せられたかのような何かが・・・。「言葉ではなくプレーで、僕の経験をチームに還元できればいいなと思っています」と話す。趣味はファッション、練習場周辺の温泉はほぼ行き尽くしたそうで、別府まで遠征しリフレッシュしているとか。
―これまでのチームの戦いを振り返って、ご自身の評価は?
チームとしては初戦(鹿島戦)から内容が良く、勝ち点も取れ、本当にいいスタートが切れたなと。僕自身、勝った試合は良いパフォーマンスができましたが、負けた試合は合格点をもらえないような出来で、良かったり、悪かったりの波をなくしたいなと思っています。
―(負けた)松本山雅や広島戦は硬い試合になりましたね。
そうですね。ああいう時こそ戦術プラスアルファで、自分の特徴である、相手より走って先に仕掛けたり、複数の選手がうまく絡みながらゴールを目指すところも足りなかった…。もっとしっかりやれたのにと悔いが残りました。
―湘南ではトリサポにとって思い出深い梅崎司選手(2005~07年在籍)と一緒でしたね。
梅さんは僕が川崎のユースの時から有名で、Jユースなどの大会で試合をしたこともあるし、大分のイメージです。チームスタッフが「あの若かった梅崎が“梅さん”と呼ばれる年齢になったんだ、不思議な感じ」と言っていました。広島に負けた後、電話をもらい、「もっとやれよ」って言われました(笑)。
―移籍の経緯を教えてください。
自分自身、湘南を出るという未来は想像していなかったし、なんとなくこのまま終わる(引退する)のかなと。その反面、このままじゃいけないなと思っていた時に大分から誘われました。17年に湘南と大分の試合を見て「強いなあ」と思ったことや、周りから片野坂知宏監督がすごくいいサッカーをしていて、絶対良い経験になるからと言われたり。でもまあ、柏に移籍した時もそうだったんですけど、「あーこれ絶対行った方がいいな」と直感みたいなものが働きました。
―お父さんが中津市出身というご縁もありましたしね。
そうなんです。年末年始や小学生の頃は夏休みにも帰省し耶馬渓の滝つぼのある河川プールで滑って遊んだり、すごく楽しかった覚えがあります。それに、偶然にも今春から、神奈川に住む両親が中津に引っ越し、祖母と同居することになっていまして。3、4年前から決まっていただけに、運命的なものを感じました。中津は大分から1時間と近く、先日、ご飯を食べに祖母宅へ行ってきました。長生きしてほしいなあと思っています。
―仙台戦に向けての意気込みを教えてください。
このチームは感心するほど「一喜一憂」しない。相手というより、自分たちのやるべきことを100%発揮すれば勝てると思うのでしっかり準備して臨みたい。素晴らしいスタジアムでプレーできることは幸せ。応援よろしくお願いします。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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