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トリニータ J1開幕直前特集②指揮官インタビュー

トリニータ J1開幕直前特集②指揮官インタビュー

指揮官が語る開幕戦のプラン

 

片野坂知宏監督

「プレーの判断、質は高まった。いいスタートを切ることは大事」

 

Q:チーム始動から開幕戦までの間、最も重視してきたことは?

新しい選手が入ったので、トリニータの戦術、やり方を理解し、スムーズにチームに溶け込むことが大事だと考えていました。開幕戦から全てがうまくいくわけではないので、長いシーズンの中で全員が戦術を理解して、狙いを持ってプレーできるように準備をしてきました。

 

Q:新加入選手がチームにどのような変化をもたらしていますか?

個人差はありますが全体的に理解は速いと思います。変化は試合が始まってみないと分かりません。コンディションなどの問題もありますが、いい変化がおきて、チーム力が上がってくれたらいいですね。

 

Q:昨年より上積みできたことは?

プレーの判断、質は高まったし、フィジカルの部分で戦える選手が増えたと感じています。

 

Q:仕上がり具合は?

開幕が全てではないですけど、開幕戦でいい試合をして、いいスタートを切ることは大事。シーズン通してチーム力を落とさずに戦いたいので、そういったところの準備は選手も分かっているし、開幕に臨んでくれると思います。

 

Q:開幕の鹿島戦の印象、そして、勝敗を分けるポイントは?

今季も全タイトルを狙えるチーム。守備が固く、個々の能力も高い。勝ち切る術を知り、慌てずに90分を戦い抜く強さ、たくましさがあります。ポイントは勇気を持って積み上げてきたものをトライすること。簡単に得点はできませんが、そこで何度もチャレンジしたいです。

 

ブレない戦術でJ3から着実にチーム力を積み上げてきた

 

Q:鹿島で最も警戒している選手は?

どんなメンバーで来るか分かりませんが、外国人選手を含めて、日本人選手でも若くて、イキのいい選手がいる。その勢いに飲まれず、しっかりと個人だけでなくグループとしても粘り強く対応したい。我々の強みは攻撃なので、攻撃の時間で上回ることができれば、いい試合になると思います。

 

Q:大分の鍵を握る選手は?

選手一人ではない。全体が狙いを合わせてできるか。独りよがりになってもうまくいかないので、しっかりグループで戦話なければいけません。

 

Q:開幕戦の見所は?

J3から積み上げてきたトリニータのサッカーが、アジア王者相手にどれだけ表現できるかを見てほしい。今季のトリニータがどのように変わっていくのかを見てほしいです。

 

Q:今季一番強調したいことは?

攻撃でしっかりボールを保持するところ。そして、得点という結果のところは強く求めたいなと思っています。ただ、簡単にやらせてくれないのがJ1なので、決定機を相手より上回れるようにトライしたいです。

 

Q:監督として初めてのJ1ですが心境は?

これまでと変わりません。やるのは選手たちなので。トレーニングでやってきたことが、どれだけピッチで出せるかが大事だと思います。うまく自分たちの力が発揮できるように見極めはしっかりとしたいです。

 

Q:選手へのアプローチで変わった部分はありますか?

そんなに変えてはいませんが、J1になってくれば細かいところはこだわってやらなければいけないとは伝えています。ただ、J1でもJ2、J3でも自分たちのやるべきことははっきりとしています。

 

Q:今季のJ1を、どう捉えていますか?

我々は18位からのスタートなので残留争いをやっていくと思います。今年のJ1は特別。外国人選手枠が5人となりリーグ自体のレベルは昨年より上がるでしょう。試合の強度も上がり、難しい戦いが増えると思います。

 

Q:勝点45が目標ですが、どのように計算しているのですか?

1クルー(6試合)勝点8の計算で考えています。下馬評は低いですが、それを覆したい思いがパワーになります。反骨心で戦います!

 

J1では初采配となる片野坂知宏監督

 

トリニータ J1開幕直前特集

2019モデル、開幕戦はこう戦う!

今季初得点は誰だ!?

 

(柚野真也)