県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
野球
全国高校野球大分大会抽選会 44チーム組み合わせ決定
8月に行われる夏の甲子園、今年は記念すべき第100回大会を迎える。その記念大会への出場権を懸けた大分大会の組み合わせ抽選会が20日、大分市の県教育会館であった。出場45校44チーム(双国・宇佐産業科学は連合)の対戦相手が決まり、7月7日の開会式を待つばかりとなった。選手宣誓は別府鶴見丘の竹雅文翔主将(3年)に決まり、大分工業対大分上野丘で幕を開ける。
抽選会はノーシード36チームのくじ引きで始まり、第3シードの杵築・日田林工・鶴崎工業・情報科学の4校、第2シードの藤蔭・柳ケ浦と続き、最後に春の県選手権を制した佐伯鶴城、大会連覇を狙う明豊が番号札を引いた。
開幕戦を勝ち上がったチームと2回戦で対戦する明豊の管大和主将(3年)は「昨年の夏の甲子園でベスト8になったことが自信になっている。記念すべき100回大会で昨年以上の成績を残したい」と話し、初戦に向けて万全の準備をするとともに「今年は投手が5点未満に抑え、打線が5点以上取るチーム。相手にビッグイニングを与えず、粘りのある試合をしたい」と意気込んだ。
第1シード明豊の管大和主将
4月の県選手権で優勝し、勢いのある佐伯鶴城の甲斐元喜主将(3年)は「県大会では試合を重ね成長できた。自分たちの野球をしっかりすれば夏も主役になれる。今はワクワクしている」と試合が待ち遠しそうだった。
最速140㌔超のエース翁長佳辰投手(2年)がいる日本文理大附属は、大会3日目の第3試合に登場する。大分鶴崎に勝てば佐伯鶴城と対戦することになる佐藤勇大主将(3年)は「投手が調子を上げている。僕たちは挑戦者。初戦から全力でぶつかるだけ」と話した。
昨年の田中瑛斗(日本ハム、柳ケ浦出身)のような飛び抜けた投手を擁するチームはないが、今大会は横手投げの技巧派投手が多いのが特徴。春の九州大会準優勝の明豊が頭ひとつ抜けた存在だが、失点を抑え、打線に勢いがあるチームが一気に上位を狙える。
開会式は7月7日午前10時30分から別大興産スタジアムで行われる。決勝は24日午前10時から予定されている。
44チームの主将、マネージャーが集まり組み合わせが決まった
(柚野真也)