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日本代表戦が大分で開催 日本の快勝で盛り上がる

日本代表戦が大分で開催 日本の快勝で盛り上がる

 来年のラグビーワールドカップ日本大会を見据えたテストマッチが9日、大分銀行ドームであり、約2万6千人の観客が詰め掛けた。世界ランキング11位の日本代表は同14位のイタリアに快勝した。

 

 日本とイタリアのこれまでの対戦成績は1勝5敗。日本は7点を追う前半18分の場面で素早いパス回しで相手ゴールに迫り、同点に追いついた。この場面でフッカーの堀江翔太が技術の高さを見せた。バックス並みのステップワークと抜群のハンドリングスキルに長けた堀江は、相手を引きつけ進行方向とは逆のフリップパスで翻弄。ここから6本のパスがつながり、トライに至った。

 

 後半はスタンドオフの田村優が躍動する。「これまで練習してきたことが形となった」と振り返ったように、日本代表が強化してきたキックを使った攻撃が冴えた。2本のトライの起点となるキックは田村によるもの。1本目は中央から右サイドのライン際にいた堀江にパスキックを通し、2本目は相手の背後にキックを転がした。

 

 大分県関係では日本文理大附属高校出身のプロップ具智元(グジウォン)が先発で出場した。「たくさんの観客の前で成長した姿を見せることができて嬉しかった」と中学、高校を過ごした大分での凱旋試合に満足した様子。後半19分に交代するまで、激しいタックルでチームの勝利に貢献し、会場からは大きな声援が起きた。

 

 日本は今年最初のテストマッチを34-17で勝利し、ワールドカップに向けて好スタートを切った。

 

激しくぶつかり合う選手たちに大きな声援が響いた

 

 日本代表のテストマッチがあった大分銀行ドームの周辺では、数多くのイベントが開催された。だいぎんグラウンドでは小学生クラブチームの交流大会があった。ワールドカップ開催会場となる大分県、福岡県、熊本県のクラブチームが参加。大分からは大分ラグビースクール(RS)や大分舞鶴クラブブラックスジュニア、別府RS、臼杵RS、玖珠少年RS、日田RS、中津RSが出場した。

 

 子どもたちは、ボールを持って走って、ぶつかって、転んで、ラグビーの魅力を楽しんだ。試合後は日本代表を観戦し、交流を深めた。

 

会場周辺では少年ラグビーによる熱い戦いがあった

 

(柚野真也)

大会結果