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大分上野丘高校 チームのベクトルは上向き

大分上野丘高校 チームのベクトルは上向き

県高校総体直前特集 ラグビー#05 大分上野丘高校

 

 大分上野丘の挑戦が始まる。県内有数の進学校であるため一部の3年生にとって最後の公式戦となる県高校総体。ラグビー競技はすでに1回戦が行われ、2回戦からの登場となる大分上野丘は27日に初戦を迎える。キャプテンの藤本涼太郎(3年)は「このメンバーで戦えるのは最後。1日でも長く一緒にプレーするためにも(2位まで出場権が与えられる)九州大会を目指したい」と力強く語った。

 

 新学期からラグビー経験者の1年生が加わり、即戦力として期待されている。「部内の競争がようやくできるようになった。チームはいいベクトルに向かっている」と白石欣基監督。春休みの小倉遠征で一定の成果を得たチームに新たな戦力が加わり、ワンランク上のレベルに達した。密集でのボールの奪い合いの局面で、相手の選手を退かせるクリーンアウトの意識が高くなり、得意の速い展開で攻撃に転じられるようになった。

 5月の連休で強化合宿は、県高校総体に向けた総仕上げと位置づけ、メンバーの最終選考とした。白石監督は「大枠は決まっている。あとは最後のメンバーをどう固めるか」と話し、試合に向けて連携を深めている。

 

 チームの中心は3年生。フォワードの要はナンバー8の淡路翔太。筋力トレーニングの成果で当たり負けしない体ができ、自由奔放なプレーに磨きがかかった。バックスはスピードがあり、キックの精度の高いFBの犬丸悠一朗を司令塔のスクラムハーフ藤本が操る。例年になく3年生が多く、結束力も強い。「個よりみんなで戦うラグビーをしたい」と淡路。強く、低く、激しいタックルを合言葉に勇敢に戦い抜く。

 

FWは力強さが増した

 

キャプテンに聞く!

 

藤本涼太郎 スクラムハーフ/3年

2000年7月26日、167cm・64kg、別府青山中学校出身

 

 

Q:今年はどんなチームですか?

A:昨年は3年生が少なかったので、下級生がいい経験をした。今年はFWに力がある選手が多いので、その強みを生かしたい。

 

Q:現在のチーム状況はいかがですか?

A:春休み、5月連休の合宿や練習試合では勝ちにこだわって戦ってきた。勝つことで得たことは多く、1年生が加わりチームは底上げされた感じはある。

 

Q:キャプテンとしてどのようにチームを引っ張っていきますか?

A:みんなが気持ちよくプレーできるようにしたい。スクラムハーフなのでパスやキックを使ってクレバーに試合を進めたい。

 

Q:県高校総体への意気込みを聞かせてください。

A:強く、低く、激しいタックルが自分たちのベースであり、試合の流れを持ち込むために必要になる。

 

(柚野真也)

大会結果