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大分舞鶴高校 花園への通過点

大分舞鶴高校 花園への通過点

県高校総体直前特集 ラグビー#04 大分舞鶴高校

 

 県高校新人大会で優勝し、全九州高校ラグビー新人大会に臨んだ大分舞鶴は、1回戦で鹿児島工業に快勝。2回戦で強豪・東福岡と対戦した。結果だけ見れば、7-46の敗戦。しかし、後半途中までワントライ差をキープした。堀尾大輔監督は「思った以上に対等に試合ができるという手応えを感じた。何が課題なのか鮮明に分かった」と語る。

 

 その課題をクリアする場が、目前の試合の一つひとつ。もちろん、冬の花園(全国高校ラグビー大会)を見据えた通過点である。県高校総体を控え、タックルひとつ、アタックひとつに対して実戦をイメージしながら、丁寧な練習が行われていた。

 

 強く、長くなった初夏の日差しに負けないくらい、堀尾監督の指導は熱い。キャプテンの佐々木康成(3年)は、その熱血指導ぶりから「絶対に花園のベスト8以上に連れて行くという気持ちが伝わってくる。糧になっている」と語る。

 

 選手層は厚く、試合の突破口を開ける佐々木、ゲーム展開を操る副キャプテンの松島聡(3年)をはじめ全員が注目選手といえるほど。松島は、成重颯人(3年)とともに2018TIDユースキャンプ西日本トレセンのメンバーに抜擢され、高校日本代表候補に選出される可能性も秘めている。

 

 冷静でそつのない試合展開になるのか、闘志むき出しで暴れまわるのか。どちらにしても、今年も王者の戦いぶりが楽しみだ。

目前の試合の一つひとつに全力で挑む

 

キャプテンに聞く!

 

佐々木康成 ロック/3年 180cm・93kg

 

 

Q:全九州高校ラグビー新人大会を戦った感想は?

A:東福岡戦で、後半途中までワントライ差だった。最後の粘りが足りず結局追加点を許してしまったのが実力の差だと感じた。ただ、思っていたより対等に試合ができるという自信も得られた。

 

Q:今のチーム状況は?

A:春までは順調だったが、先日のセブンズで大分東明に負け、つまずいてしまった。そこで、チームを立て直そうと、ミーティングで自分らの欠点を話し合ったり練習方法も変えたりしてきた。結果、雰囲気は前向きに転換。良くなっている。ラグビーを楽しめている。

 

Q:県高校総体は花園までの一つの通過点。どう戦いますか?

A:セブンズで東明に負けた悔しさをバネに、打倒東明でチーム一丸となって日々の練習に取り組んでいる。気持ちで負けず、伝統を背負って圧勝したい。

 

Q:自身のプレースタイルは?

A:体幹の強さ。一発のタックルや、ボールを持ってトライに持ち込む姿に注目してほしい。

 

(冨松智陽)

大会結果