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国スポ ビーチバレー少年女子 小麦色に焼けた肌は勝利の勲章 【大分県】

国スポ ビーチバレー少年女子 小麦色に焼けた肌は勝利の勲章 【大分県】

佐賀国スポ ビーチバレー少年女子

イマリンビーチ

1回戦(9月14日)

大分2-0静岡

2回戦(9月15日)

大分0-2山形

 

 「チームおおいた」の先陣を切って「第78回国民スポーツ大会(佐賀国スポ)」の会期前開催競技に臨んだビーチバレー少年女子。九州ブロック予選を1位通過した河野好花(大分西3年)と幸咲良(同2年)のペアは初戦突破するも、2回戦で山形県代表に敗れた。

 

 普段は6人制バレーの選手である2人は、ビーチバレーは専門外だが、佐賀国スポ1カ月前から県内のクラブチームの練習に参加し、週末は県外遠征でビーチ仕様に仕上げた。6人制ではレシーブもスパイクも求められるサイドアタッカーの選手であり、ビーチへの適応も早かった。ただ、不安定な砂の上でのプレーと、室内と異なる日差しは、想像以上に体力を消耗した。

 

目標の初戦突破を果たした

 

 6月の県高校総体後に3年生が引退する中、ただ一人残り、佐賀国スポに向けて後輩と一緒に練習してきた河野は、「全国で1勝できたことは良かった。すがすがしい気持ちで高校バレーを終えることができる」と振り返った。河野とのペアを熱望した幸は「目標の国スポ1勝を達成したし、体感もパワーもアップした。先輩のおかげで良い経験ができた」と感謝する。

 

 小麦色に焼けた肌は勲章だ。河野は「受験生とは思えない」と苦笑いしたが、「これからは受験勉強を頑張ります」と勉強モードに切り替える。春の高校バレー県予選を控える幸は「1、2年生の新チームとなりチーム事情は苦しいが、先輩たちがずっと守ったベスト4は死守したい」と言い切った。大会後にペアを解消した2人は、それぞれの道を歩む。河野は幸に「バレーを楽しんで」とエールを送った。

 

「悔いなく楽しめた」と語った河野好花(右)・幸咲良ペア

 

 

(柚野真也)