
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
別府鶴見丘高校放送部は、6月にあった「第71回NHK杯全国高校放送コンテスト・第58回大分県大会」で、アナウンス部門と朗読部門に8人が入賞した。また、テレビドキュメント部門では最高賞となる最優秀賞、創作ラジオドラマ部門は優秀賞を受賞し、過去最高の成績を収め全国大会へ出場する。
昨年に続きアナウンス部門に出場した西原悠生(2年)は、人工関節など見た目では分かりにくい障がいのある人が持つ「ヘルプマーク」について原稿を作成した。「その存在を知らない人たちに知ってほしい」という思いを込め、取材をして丁寧につくり上げた。「昨年は入賞できなかった分、今年にかける気持ちが強かった」と当時を振り返り、その悔しさをバネに今年は最優秀賞を手にした。
過去最高の成績を収めた別府鶴見丘
放送部が急成長している背景には、顧問の村上聡子教諭の存在がある。県内の多くの放送部を受け持ってきた経験豊富な村上教諭は、技術と熱意を部員たちに伝えている。「昨年、全国で(予選突破して)決勝の舞台に立った先輩の影響は大きい。身近な人が成し遂げた結果を見て、自分たちの可能性を信じられるようになった。決勝進出が決して夢物語ではないということが、部員たちに良い影響を与えている」と話す。
今月22日から、全国大会に出場する。「決勝の舞台に立てるか立てないかはとても大きい。少しでも上を目指して頑張りたい」と村上教諭。県内で最多となる4部門からの出場となるが、日々重ねてきた努力とチームワークを全国の舞台で存分に発揮する。
先輩や後輩関係なく仲が良く、チームワークが強い
(塩月なつみ)
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