
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
2017年11月に行われた県高校新人バスケットボール大会で見事優勝し、同大会で4連覇を飾った大分舞鶴高校男子バスケットボール部。大分舞鶴の持ち味である“堅守速攻”が発揮され、そのディフェンス力の高さは、新チームでも見事に発揮された。
2年生10人、1年生7人の新チームは、平日は2時間半ほどの練習ののち、個人練習を重ねる。全員がミニバスケットボール経験者だが、就任14年目の齋藤哲也監督は、基礎・基本の徹底を心がけているという。「バスケットボールに触れている時間が長い故に悪いクセがついている場合がある。それを修正することは簡単ではないが、全員努力する姿勢が見える。今年のチームは本当にバスケットボールが好きな部員が集まっていて、叱ることが少ない」と齋藤監督は話す。1プレーごとに監督が声をかけ、その声に素直に耳を傾ける選手たち。指導を素直に受け止め、自分のものにしようと努力するひたむきな姿勢が印象的だ。
全員がミニバスケットボール経験者
スタートメンバー5人のうち、キャプテンの山崎蒔志、久原大弥、川井健太、日高俊輔の4人は別府北部中学校の出身で、中学3年の時に全国中学校バスケットボール大会で3位に輝いた実力者ばかり。お互いをよく知り、チームワークも抜群だ。シュート力が高い選手、インサイドプレーに長けた選手、スピードのある選手など、個々の能力が一体となって数々の勝利を積み上げてきたが、齋藤監督は「全員がオールラウンダーになってほしい」と話す。
お互いに高め、常勝チームとして名を知られる大分舞鶴高校男子バスケットボール部。現在行われている第48回全九州高校バスケットボール春季選手権大会県予選でも、頂点を目指す戦いを続けている。
「元気で・明るく・爽やかにいこう」というチームモットーのもと、全員のバスケットボールに対する愛が素晴らしいプレーを生み、見ている人をも魅了するバスケットボールを見せてくれるだろう。
県高校新人大会で4連覇
(黒木ゆか)
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