
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
大分トヨペットカップ第30回TOS豊の国ママさんバレーボールチャンピオン大会が、5日に杵築市文化体育館と杵築B&G海洋センター体育館の両会場で行われた。前回優勝チームを含めた4チームがシードとなり、19チームがトーナメントで争い、大分城南クラブが2連覇を達成した。
開会式では、特別協賛の大分トヨペットの早崎英雄常務取締役が「みなさんのバレーボールに対する熱意やエネルギーで地域の活性はもちろん、大分県をより一層盛り上げていただきたい」と挨拶。同社マスコットキャラクターのスマッピーも登場し、会場を盛り上げた。大分県ママさんバレーボールのNo.1を決めるこの大会は、今年も元気いっぱいでハツラツとしたプレーが多く見られた。
試合は2会場全4コートで行われ、1回戦からパワフルでレベルの高い試合が繰り広げられた。各コートに選手の元気な声が響き、会場中が熱気に包まれた。得点が決まるたびに笑顔があふれ、歓声が沸き上がった。
決勝戦は前回優勝の大分城南クラブと、今年度九州ママさんバレーボール1部優勝のひよしふれんずの対戦。第1セットは21-17でひよしふれんずが先取。第2セットでは19-21で大分城南クラブが取り返し、勝負は第3セットに持ち越された。両チームとも譲らない白熱した試合は、第3セットを18-21で大分城南クラブが制し、見事2連覇を達成した。全セット僅差の勝負となり、決勝戦にふさわしい試合となった。
決勝戦は全セット僅差となった
昨年に続き2年連続で優勝を飾った大分城南クラブは、約30年の歴史があるチーム。平均年齢35歳、11人の選手が所属し、週2回練習を行っている。全員がバレー経験者で、中には大手企業の選手として活躍した選手も在籍する。キャプテンはこのチームに所属して4年目の首藤真理。朝から3試合を戦い、「決勝戦は体力が限界だったが、チームワークで乗り切った」。試合中も声を掛け合い、ミスしても励まし合う姿が見られた。
連覇が懸かった大会とあって、絶対に優勝するという意気込みで試合に臨んだ決勝戦。対戦相手のひよしふれんずには別の大会で負けており、“ひよしふれんず対策”の練習を重ねてきたという。「私たちのチームは速い攻撃が特徴的な“高速バレー”が得意。エースの高山幸代さんの速さと決定力を軸に、チームの良さが発揮できた大会だった」と振り返った。
バレーを愛する気持ちがプレーの一つ一つに現れ、若さとチームワークで見事2連覇を飾った大分城南クラブのメンバーたち。試合後は子どもたちも選手に駆け寄り、優勝の喜びを分かち合った。「来年は3連覇目指して頑張ります!」と、すでに次の目標に向けて気合い十分だ。
若さとチームワークで勝利した大分城南クラブ
(黒木ゆか)
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