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県代表として九州大会へ 「感謝とリスペクト」の心で全国を目指す芸術緑丘高校合唱部

県代表として九州大会へ 「感謝とリスペクト」の心で全国を目指す芸術緑丘高校合唱部

 7月行われた「第77回九州合唱コンクール県予選」で金賞を受賞し、大分県代表校に選出された芸術緑丘高校合唱部。今はその切符を手に、今月開催される九州大会に向けてラストスパートをかけている。

 

 九州大会の壁は厚いが、勝ち抜けば全国大会出場につながる。大分県代表として、その壁を突破することを目指している。顧問の植木千明教諭は「コロナ禍で、今の3年生は特に大会に恵まれない3年間だった。作品へのリスペクトを忘れず、仲間と歌えること、多くの方に聞いて頂けることに感謝し、力を出し切ってほしい」と話す。部員たちは合唱部のモットーである「感謝とリスペクト」を胸に、一丸となり毎日の練習に励んでいる。

 

合唱部のモットーは「感謝とリスペクト」

 

 部長の宮野亜里紗(3年)は、「大会前などはマイナス面を指摘するのではなく、できているところや良かった部分を伝え、部の士気が上がるように心掛けている」。メンタル面は特に歌声に影響するため、楽曲の解釈や自分たちがどう表現したいかという意思は全員で深く話し合うという。植木教諭は「上手に歌うことも大事だが、部活は人間を育てる場所。目標に向かい頑張る姿勢や、仲間たちと協力することが大切になる。合唱を通じて多くのことを学んでもらいたい」と話す。指導には、部活動の経験が部員たちの将来に生きる力になるよう育てたいという思いで、部員たちと向き合っている。

 

 表現したいという気持ちの強さ、楽曲の意図を読み取る感受性に優れている芸術緑丘合唱部。聞く人の心にストレートに届く、真っすぐな歌声を響かせ全国の舞台を目指す。

 

全国合唱コンクールの出場を目指す

 

 

(塩月なつみ)