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県高校総体前特集 サッカー男子(3) 堅守速攻で安定感が増す鶴崎工業

県高校総体前特集 サッカー男子(3) 堅守速攻で安定感が増す鶴崎工業

 県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第3回は新監督が就任した鶴崎工業。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト4

全国高校選手権県予選 ベスト4

県高校総体 準優勝

 

 昨年度は県内の主要大会で全てベスト4以上と安定した力を見せている。今年度から中津留正三監督が赴任し、新チームに新たな色が加わる。中津留監督は「今までとベースは変わらない」と前体制のスタイルを踏襲しながら、課題に挙げる守備のテコ入れに力を注ぐ。

 

 4月から始まった「高円宮杯JFA U―18リーグ(OFAリーグ)」では、これまで3試合を戦った。大分工業とは点の奪い合いとなり、勝利したものの3失点。大分には無得点のまま4失点で完敗した。県高校総体に向けて「失点を少なくしないと、トーナメントは勝てない」と堅守速攻にかじを切る。

 

 選手も中津留監督の考えと同意。守備を統率する倉見颯(3年)は、「昨年のチームはポゼッションを得意としていたが、自分たちはブロックラインを作って守備から試合に入る方が力を出せる。守備が安定することで、攻撃の時も落ち着いてプレーできる」と理解を示す。OFAリーグ2節の鶴崎戦で見せた、無失点で勝つ試合が理想だ。

課題の守備を修正して県総体に挑む

 

■主将が語る県総体のプラン■

 

 

DF倉見颯(3年)

 

Q:チームの見どころ

 「OFAリーグで大量失点した試合は、守備のスライドやマークをはめる部分でずれが生じて崩れた。そこは運動量を増やせば修正できるし、みんなで共有できている。今年は守備から入るが、攻撃では昨年のチームのように後ろから組み立てることもできる。無駄な失点をなくし、1−0、2−0で勝てるチームを目指したい」

Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したい?

 「同じ右サイドの(飯干)遼飛=3年=との連係で攻撃を組み立てたい。競り合い、1対1の部分では負けたくないし、攻撃のときはアシストを狙えるようにクロスの精度を高めたい」

 

 

(七蔵 司)

大会結果