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県高校総体前特集 サッカー男子(1) 各ポジションに穴のない大分が優勝候補筆頭

県高校総体前特集 サッカー男子(1) 各ポジションに穴のない大分が優勝候補筆頭

 県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第1回は昨年の県高校総体覇者であり、県高校新人大会でも優勝した大分だ。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 優勝

全国高校選手権県予選 ベスト4

県高校総体 優勝

 

 得点力のあるFW佐藤翼、中盤には試合をコントロールできるMF青山京志郎や吉川獅子心、最終ラインは長身のDF下村太智ら昨年から主力として経験を積んだ3年生が軸となり、各ポジションに穴がない。小野正和監督は「けが人なくメンバーがそろえば、問題はない。十分に全国でも戦える」と言い切る。

 

 4月から年間通して戦う「高円宮杯JFA U-18リーグ(OFAリーグ)」では、開幕から2連勝と好調。2試合とも4-0で勝利し、攻守ともにバランスの良さが際立っている。1対1の個人技術が高く、ドリブルで仕掛けることもできれば、2、3人が連動してパスワークで崩すこともできる。

 

 県高校新人大会後の九州大会が中止となり、県外の強豪校との練習試合もできていないため消化不良が続く。吉川は「県総体で圧勝し、九州、全国で大暴れしたい。その準備はできているし、自信もある」と試合が待ち遠しそうだ。

 

県総体では圧倒して優勝を目指す

 

■主将が語る県総体のプラン■

 

 

MF吉川獅子心(3年)

 

Q:チームの見どころ

 「けが人がいる中でメンバーを変えながらOFAリーグでは、いい試合ができている。九州大会が中止となったが、試合ができない期間は自分たちのスタイルを見つめ直す期間となった。今年は昨年以上にボールを持つことができ、自分たちのペースで試合ができる。攻撃で圧倒する大分高校伝統のパスサッカーを見てほしい」

Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したい?

「みんなと違う角度からドリブルで仕掛け、違いを見せつけたい。両足で蹴ることができるのが自分の持ち味。長短のパスで局面を打開して、フィニッシャーにアシストできればと思う」

 

 

(柚野真也)