OITA SPORTS

7/4 FRI 2025

supported by

中津リアルエステートセンター

その他

トリニータ 中川寛斗インタビュー「全員が同じ方向を向いてこそゴールが生まれる」

トリニータ 中川寛斗インタビュー「全員が同じ方向を向いてこそゴールが生まれる」

大分トリニータは4月10日、昭和電工ドーム大分で徳島ヴォルティスと対戦する。MF中川寛斗選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は4月8日付本紙に掲載)  

 

 今季、京都サンガから完全移籍で加入した中川寛斗選手。「僕が(身長155cmという)この体格で一生懸命ボールを蹴ることで、大分のフィロソフィー(理念・哲学)である『感動』を体現していきたい」と意欲を燃やす。 

 

今の戦績をどう受け止めていますか?

 J 1に復帰すべきチームとしては、スタートダッシュが切れなかったのはすごく悔しいし、もっとできるというのが素直な気持ちです。一つ一つのプレーで『際』の部分が大事だと思っています。

 

再び連戦です。戦術をすり合わせる時間が限られてきますが…。

 試合がすぐにやってくることをポジティブに捉えて、ピッチ内での課題をすぐに解決できるよう臨機応変に判断する、最後のところのすり合わせが必要です。 ただ後ろで回しているだけでは(相手にとっては)怖くないし、何の意味もないので、蹴った方がいいときは蹴っていきたいです。

 

相手によってトリニータのスタイルであったり、別のスタイルで戦っていくことになりますね。

 そもそも何を基準にしてトリニータのスタイルというのか難しいし、僕らはそれに固執する必要はなく、シモさん(下平隆宏監督)もそういう考え方だと思っています。分かりやすいスタイルは相手に分析されやすいのでこれから先もいろんなフォーメーションが出てくるだろうし、それら全てが僕らのスタイルなので、その都度、話し合っていきたいです。

 

セットプレーの時、ポイントやルーティーンはありますか?

 ボールを置く位置などもありますが、どこを狙ってではなく、一人一人が自分の仕事を成功させること。そして11人、さらにベンチを含めた全員が同じ方向を向いてこそゴールが生まれると思います。意識しているのは、蹴る瞬間「決めてくれ!」と魂を込めていること。それが一番、重要かな。

 

(小野郁)