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主将奮闘記 大分商業高校吹奏楽部 梅山実琴 「練習の楽しい雰囲気が音やパフォーマンスに表現される」

主将奮闘記 大分商業高校吹奏楽部 梅山実琴 「練習の楽しい雰囲気が音やパフォーマンスに表現される」

 3年生が抜けたとはいえ、部員は63人もいる。新学期が始まれば100人近くとなることが予想される大分商業高校吹奏楽部。県内有数の伝統校として、最高の演奏とパフォーマンスを追求する大編成をまとめる部長となった梅山実琴(2年)は、大忙しの毎日を送っている。

 

Q:文化部の部員数が3桁になる学校は県内ではまれで、運動部を合わせてもわずか。大所帯をまとめる難しさがあるのでは?

 部長になって2カ月がたちますが、慣れないことばかりです。今の時期は代替わりをして、1・2年の2学年だけだし、練習も基礎固めなので何とかなっていますが、コンクールやコンテストなど大会が重なるシーズンになると大変だと思います。ただ、副部長や、合奏、マーチングなど各グループに幹部が6人いるのは心強いです。

 

Q:部長になった経緯は?

 3年生が引退して数日後に前部長から発表されました。自分が部長になるとは思っていなかったのでビックリしました。心の準備というか、受け入れる状態ではなかったのですが、前部長が「大丈夫。頑張って」と背中を押してくれました。自分たちが最上級生になり、改めて3年生の存在の大きさに気づきました。私も含めて、今の2年生にはまだまだ足りないことだらけだと思います。

 

「楽しそうな音色を奏でたい」と話した梅山実琴

 

Q:今後はどんな特徴を持ったグループにしたいですか?

 これまで全国高校総合文化祭やマーチングバンド全国大会などに出場して、結果を出しています。私たちの代で途切らせることなんてできないし、もっとすごい演奏やパフォーマンスをしたいという思いは強いです。日頃から幹部ミーティングで、どうすれば部員全員が楽しめ、質の高い練習ができるかを話し合っています。これまでの先輩たちがそうであったように、練習からの雰囲気を大切にしたい。それが演奏やパフォーマンスに表現されると思っています。

 

Q:吹奏楽部としての目標、個人としての目標は?

 吹奏楽部としては全国大会で入賞すること。個人としては、父の影響ではじめたフルートを極めたいですが、まずは部長として素晴らしい経験ができているので、みんなが楽しくできる環境を整え、音作りをしていきたいです。

 

部長としてのプレッシャーはあるが手応えも感じている

 

 

(柚野真也)