
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
昨年末に昭和電工サッカー・ラグビー場で行われたサッカー教室「OITA夢プロジェクト」はOITA夢プロジェクト実行委員会が、「大分の未来ある子どもたちのために夢を与え未来を育む」というコンセプトの下、小・中学生を対象に開催した。この日は大分県出身の現役プロサッカー選手やフットサル選手、また昨年からスタートした女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の選手ら11人を招き、指導を受けるなどして交流を深めた。
イベントでは基礎練習やミニゲームを行い、子どもたちはプロ選手のプレーに目を輝かせ、笑顔があふれた。4年前から中津市で行われている元日本代表の前園真聖さんのサッカー教室をきっかけに、「中津の枠を超え、もっと多くの子どもたちにできることがあるのではないかという思いから開催した」と同実行委員会の浦本雅志委員長。「子どもたちにはプロの指導を受けて身近に感じてもらい、夢を持ってほしい。参加した子どもたちがプロを目指し、地元の地域活性化へとつながればという思いがある。また地元の企業に賛同してもらい、引退後の選手たちのセカンドキャリアのヒントにもなればうれしい」と話した。
サッカーを楽しんだ参加者たち
選手たちはミニゲームをしたり抽選会などで会場を盛り上げた。激しいリーグ戦を終え、久しぶりの地元で子どもたちと心温まる時間になったようだ。県出身の3選手に今季の意気込みを聞いた。
松原健(横浜Fマリノス、写真・左)
「昨年は首位の川崎フロンターレまで勝点1のところまで追い詰めていたが、自分たちのサッカーであるアタッキングフットボールを体現できないときもあって、勝点を落とす試合が多くなってしまった。結果としては2位という成績だったが、もっとできることはあり、少しもったいないシーズンだったと感じている。今季は(松本)昌也ともマッチアップできる機会があるので対戦を楽しみにしている」
松本昌也(ジュビロ磐田、写真・中)
「昨年は開幕戦から連敗スタートとしたが、チームはブレずに自分たちのスタイルを貫き、波に乗ることができた。自分自身も多くの試合に出場し、J1昇格という結果になったのでとてもうれしい。今季はJ1が舞台ということで楽しみにしている。チーム、個人としても活躍できるように頑張る」
岩田智輝(横浜Fマリノス、写真・右)
「初めての移籍となった昨年は戸惑うこともあった。チームのスタイルになじむまで時間がかかった中で、試合に出ながら経験を積めた。大分と対戦したときは少しだけ違和感もあったが、楽しかった。リーグ戦では優勝できなかったので、今季は優勝を目指して頑張る」
県出身の3選手
(塩月なつみ)
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