国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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スター候補生インタビュー(3) ソフトボール 新リーグに挑戦する日本文理大学の3選手
日本文理大学から、女子ソフトボールの新リーグ「ジャパンダイヤモンドリーグ(JDリーグ)」に参戦するチームに3選手が入団する。キャプテンとしてチームを引っ張った分藤柚葉(4年)は「NECプラットフォームズ レッドファルコンズ」、長打を誇る井上瑞希は「伊予銀行 ヴェールズ」、大分南高出身で即戦力と期待される堀口佳乃は「日立 サンディーバ」で、新たな挑戦に向かう。
分藤柚葉
Q:新たなステージへの挑戦、現在の心境は?
保育士になろうと思っていたので就職先も探していました。スカウトで堀口を見にきたNECの方にオファーをもらったときは迷いましたが、小学生の頃からずっと試合を見に来てくれた親が後押ししてくれました。自分の思いだけでなく、支えてくれた方々のためにプレーで恩返ししたいと思い、新たな挑戦を選びました。自分がどこまで通用するかワクワクしていますが、不安もあります。この4年間で成長できた部分を発揮したいです。
Q:大学4年間で得たことは?
キャプテンを経験して責任感が強くなったことです。中学以来のキャプテンでしたが、部員が42人いるのでチームとして同じ方向に気持ちを向けることは難しかったです。選手だけでなく、指導者の方々とも意見をぶつけることで分かり合えた部分もありました。メンバー外の選手の気持ちを背負って試合に出ることで、チームメートのために、支えてくれた方々のためにという思いが強くなりました。
Q:どんな選手になりたい?
バッティングが得意なのでチャンスに強いバッターになりたいです。これまでとはレベルの違うピッチャーとの対戦となります。勝負強さと思い切りの良さを発揮したいです。
Q:JDリーグではライバルとなりますが、同級生の2人にエールを送ってください。
井上はソフトボールが好きで、誰よりも練習していました。結果が出ないときは苦しんでいましたが、最後の大会で結果を残したのは、これまでの努力が報われたのだと思います。これから先も誰よりも練習して、おいしいところを全部持っていく選手になってほしいです。
堀口は最初会った頃は的外れなことばかり言っていましたが、学年が上がるにつれて自分の意見を持ち、発言できるようになりました。4年生では一番頼りになる存在でした。この4年間で、人として一番成長したのが堀口。選手としては可能性がまだまだあるので、堀口らしさを忘れずに頑張ってほしいです。
堀口 佳乃
Q:新たなステージへの挑戦、現在の心境は?
大学で日本一になったら競技を辞めようと思っていましたが、その夢を叶えられず、次のステージで挑戦できることになりました。自分がどこまで通用できるのか楽しみです。環境が変わりますが、いろんなことに挑戦して、頑張りたい。
Q:日本文理大に進学した理由は?
高校で一緒に練習する機会があって、練習の雰囲気が良く、環境が整っていたので、ここで日本一を目指したいと思って進学しました。大学4年間で自分の感情を出せるようになりました。それまでの私は「負けて悔しい」「勝ってうれしい」というより、ソフトボールを楽しむことができれば良かった。それが大学に入って、ライバルが多く、周りに刺激され、視野が広がり、いろんな考えができるようになりました。
Q:今後の目標は?
任されたポジションで力を発揮する選手になりたいです。肩の強さとバッティングには自信があります。1年目から試合に出て結果を出したいです。そして、いつかは大分に帰って指導者になりたいです。
Q:JDリーグではライバルとなりますが、同級生の2人にエールを送ってください。
分藤は勝負強さを発揮してほしい。気持ちが強く、オンとオフがはっきりしているので、新しいチームに入っても対応できると思うので、そのままの分藤でいれば大丈夫だと思います。
井上は、いるだけでチームが明るくなり、元気をもらえる。井上の存在感をJDリーグで見せつけてほしい、頑張れ!
(柚野真也)
井上瑞希
Q:新たなステージへの挑戦、現在の心境は?
子どもの頃からの夢が、実業団に入ることでした。夢をかなえることができたので、次はJDリーグで活躍する選手になることが目標です。
Q:日本文理大に進学した理由は?
高校では実業団に行けるレベルではなかったので、日本一を狙える大学で成長したいと思ったからです。高校3年のときに西カレ(西日本大学選手権大会)の日本文理大の試合を見に行って、同じポジションのファースト選手がすごくカッコよくて、オーラがあった。あんな選手になりたいと思い、選びました。私は4年間、好不調の波が大きかったのですが、努力し続けたことで、最後のインカレ(全日本大学選手権大会)で最高の結果を出すことができました。努力すれば結果がついてくるということを学びました。
Q:今後の目標は?
初心を忘れずに、常に謙虚にプレーしたい。点が欲しいときにドカーンと一発打てるスラッガーになりたいです。この1年間は、まずは試合に出て、結果を出したい。現役にこだわって、ボロボロになるまでソフトボールを続けたいです。
Q:JDリーグではライバルとなりますが、同級生の2人にエールを送ってください。
分藤は末っ子でワガママな部分もありますが、最後はキャプテンとしてチームをまとめてくれた。同期の良いところを一番知っていて、どう輝けるかをミーティングで言ってくれたこともありました。ワガママは武器、新しいチームに行ってからは自分のやりたいようにやってほしいです。
堀口は人間性もプレーも素晴らしいと思っています。上で十分通用するレベルなので、自信を持ってプレーしてほしいです。性格が優しくて、気遣いができる人なので問題ないと思います。