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トリニータ  呉屋大翔インタビュー「どういう覚悟で移籍してきたのかということをプレーで示したい」

トリニータ  呉屋大翔インタビュー「どういう覚悟で移籍してきたのかということをプレーで示したい」

大分トリニータは8月25日、昭和電工ドーム大分でヴィッセル神戸と対戦する。FW呉屋大翔選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は24日付本紙に掲載)

「僕は1人、2人と抜いてゴールを決めるFWではなく、周りに生かされて点を取れるタイプだと思っています」。今夏の移籍で柏から完全移籍で加入した呉屋大翔選手。「このタイミングでオファーをしてくれたトリニータには感謝しているし、来たからにはきっちりトリニータのために点を取って(気持ちを)返していきたい」と力を込めた。自身のラッキーナンバーである3を重ねた〝33〟でチーム残留の起爆剤となってほしい。

 

 ―トリニータのサッカーをどう見ていましたか?

 なかなか思うように結果を出せませんが、以前、対戦した時に「すごく戦術に長けたチームだな」と思いました。 (移籍は)とても難しいチャレンジでしたが、僕の中では片野坂知宏監督から直接話してもらって、必要とされているという気持ちになったことが大きかったです。

 

小林成豪選手とは幼なじみで神戸のジュニアユースや大学(関西学院大学)で同期、長沢駿選手とはG大阪で一緒でしたね。

 夏の移籍は周りの選手の特徴が分かりきらない中で試合をすることになるので難しい面もありますが、成豪とは小学校の時から一緒にサッカーをやってきたので、あいつのプレーは分かっているつもりですし、駿君もガンバ時代とてもお世話になった先輩で、同じFWのポジションなので(移籍に当たり)相談させてもらいました。駿君からは(チームの)雰囲気はいいので、心配しなくていいんじゃないかって言われたので、僕もポジティブに考えました。

小林成選手とは大学時代の練習で、けんかになったこともあると聞きましたが。

 (笑ってから)サッカー部の友人たちが(一緒にプレーすることについて)すごく楽しみにしてくれています。でも、これまで僕らは常に比べられてきて、チームが同じでも、違っていても、お互い活躍すればするほど負けたくないっていう気持ちになり、それは多分あいつも同じ。だから、その力をチームのために還元できたらなと思っています。

 

ポジション的には小林成選手からのパスをゴールするイメージでしょうか。

 そうですね。僕を狙ってないけど僕に合っちゃったみたいなパターンが多いと思います(笑)。

 

札幌戦(第25節)では移籍後初ゴール、今後の意気込みを聞かせてください。  

 使ってもらえればやれる自信もタイミングも整っていましたが、これまで思うように試合に出られませんでした。(札幌戦は)初めてスタメンだったということもあり、改めて自分がどういう覚悟で移籍してきたのかということをプレーで示したいと思い、それがゴールに結びついて良かったです。〝勝ち〟につながらず悔しいですが、連敗はひとまず止められたので、この流れを勝ちに持っていけるようチーム全員で頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

 

(小野郁)