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夏の甲子園県予選開幕直前 シード4校のキャプテンが熱い思いを語る

夏の甲子園県予選開幕直前 シード4校のキャプテンが熱い思いを語る

 第103回全国高校野球選手権大分大会が明日からはじまる。44校が2年ぶりの夏の甲子園を目指す。シード4校のキャプテンが、大会を前に意気込みを語った。

 

明豊 幸修也(3年)

2003年7月29日生まれ、右投右打、ショート、167cm、67kg、別府北部中学出身

 

 

Q:チームの仕上がり具合は?

 これまで練習試合を重ね、打線は順調。点が取れています。「ここぞ」の一本を打てるように意識して練習してきた成果だと思います。初戦を迎えるまでに精神面を追い込みたい。最後は気持ち。勝ちたい思いが強いチームが勝つ。一戦一戦を必死に戦いたいです。

 

Q:チームの勝ちパターンは?

 先制して、そこからピッチャー陣が粘って抑え、後半勝負に持ち込むパターン。後半の強さは自分たちの持ち味だと思っています。

 

Q:どの高校も「打倒・明豊」の意識が、これまで以上にあると思いますが、プレッシャーは?

 センバツ(選抜高校野球大会)で準優勝したことで「明豊を倒してやる」という思いは強いと思いますが、僕らも挑戦者。自分たちが強いと思っていない。センバツの決勝で悔しい思いをしているので、夏にリベンジしたい思いは強いです。

 

Q:どんなプレーでチームを引っ張りたいですか?

 泥臭く、一球一球に食らいつく。格好悪くても、不細工でもいい。勝つことにこだわってプレーしたいです。

 

大分舞鶴 衛藤晃太(3年)

2004年2月14日生まれ、右投左打、ショート、171cm、68kg、稙田西中学出身(前所属チームは大分七瀬ボーイズ)

 

 

Q:チームの仕上がり具合は?

 タイムリーにこだわり、「最後の一本」のところを取り組んできました。どこも一緒ですが、ここぞの場面でタイムリーが出たら勝つ。練習試合を含め、ピッチャー陣が安定しています。キャッチボールから丁寧に取り組んだ成果が出ているんだと思います。

 

Q:チームの勝ちパターンは?

 初回に先制して自分たちのペースで試合を進めること。攻めの守備で相手にプレッシャーをかけ続けることができれば、おのずと勝ち上がると思っています。

 

Q:悲願の甲子園初出場への期待が高まるのでは?

 第2シードなので、そのプレッシャーはあるけど、受け身になるつもりはありません。春の九州大会予選(第148回九州地区高校野球大会県予選)は自分たちの野球で優勝できましたが、それは過去のこと。夏の王者になるためにチャレンジするだけです。

 

Q:どんなプレーでチームを引っ張りたいですか?

 キャプテンとして先頭に立って、ひたむきなプレーでチームを引っ張りたいです。「ここで一本」という場面で打席が回ってくることが多いので、結果を出したいです。

 

 

(柚野真也)

津久見 国広遥斗(3年)

2003年11月3日生まれ、右投左打、サード、183cm、71kg、国東中学出身

 

 

Q:チームの仕上がり具合は?

 紅白戦や練習試合で課題を克服しています。課題とは、得点圏にランナーがいるときの一本。チャンスでいかに得点に結びつけることができるかにこだわっています。大会が近づき、メンバーに入った選手も入らなかった選手も、同じ気持ちで練習ができています。

 

Q:チームの勝ちパターンは?

 投手を含めた守備でリズムをつくり、攻撃につなぐ野球を目指しています。投打がかみ合い、1点差を勝ちきる勝負強さはあると思っています。

 

Q:第1シードのプレッシャーは?

 周りの期待は感じますが、目の前の相手に一戦必勝で臨むだけです。一人一人が責任感を持っているので、キャプテンだから何かしなければいけないということもないし、自分のプレーに集中できています。

 

Q:どんなプレーでチームを引っ張りたいですか?

 チャンスで打つ。ピンチの場面では「自分のところに打球が飛んでこい」と思っています。昨年の夏の、県独自大会で優勝しているので、もう一度、夏の覇者になるために強い気持ちで先頭に立って戦いたいです。

 

藤蔭 立山颯汰(3年)

2003年8月29日生まれ、右投右打、センター、176cm、75kg、多々良中央中学出身(福岡県)

 

 

Q:チームの仕上がり具合は?

 5月の県選手権(第139回県高校野球選手権大会)の決勝で、明豊に20点差で負けて以降、「1日1点差を詰めていこう」と練習しました。全員がワンプレーに集中してきました。粘り強さが出て、練習試合では負けていません。

 

Q:チームの勝ちパターンは?

 まずは先制。打線に勢いをつけて得点を量産するのが野手陣の仕事。ピッチャーの負担を軽くして、継投で守り抜きたいです。

 

Q:夏に強い藤蔭、その真意とは?

 夏は特別な思いがある。大会が近づくとチームの団結力が自然と高まります。僕らは飛び抜けた選手がいるわけではないので、チームがひとつになりやすいのかもしれません。先輩たちが連覇をつないでくれているので、3連覇の思いは強いです。

 

Q:どんなプレーでチームを引っ張りたいですか?

 先頭バッターなので塁に出て、チームに勢いをつけたい。3年生でベンチに入れない選手の思いを背負ってプレーしたいです。