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県高校総体 バスケットボール男子 県内無敗を続ける柳ケ浦が優勝

県高校総体 バスケットボール男子 県内無敗を続ける柳ケ浦が優勝

大分県高校総合体育大会

6月6日 佐伯中央病院アリーナ

バスケットボール男子

決勝リーグ

①柳ケ浦3勝②別府溝部学園2勝1敗③大分舞鶴1勝2敗、大分上野丘3敗(順位は大会規定による)

柳ケ浦72-67別府溝部学園

柳ケ浦79-67大分上野丘

柳ケ浦95-56大分舞鶴

 

 昨年の全国高校選手権大会(ウインターカップ)の悔しさを原動力にして、柳ケ浦が7年ぶりの優勝を果たした。『県内無敗でウインターカップへ』という目標を掲げている選手たちにとって、全国高校総体出場は絶対に勝ち取りたい切符であり、ウインターカップに向けて大きなステップとなるだけに、大きな自信になる。

 

 4チーム総当たりの決勝リーグ初日の別府溝部学園戦が一つの大きな壁だった。中村誠監督は「ここで勝てないと全国には行けないという意識は、私以上に選手たちが十分理解していた」と振り返る。その思いをぶつけて、接戦を制し貴重な1勝を上げた。2日目の大分上野丘戦では、難敵に勝利した安堵(あんど)感からか、「内容はよくなかったがなんとか勝ってくれたので、次も勝てる自信があった」と中村監督。

 

 全勝で迎えた大分舞鶴との最終戦。柳ケ浦は終始攻めの姿勢を崩さなかった。キャプテンの木原光晴(3年)は要所で持ち味のドライブを決め、アシストを量産して得点へとつなげる。留学生のドゥルグーン(同)はこれまでのゴール下の柱としての役割だけでなく3ポイントシューターとしても活躍。さらに嘉数涼介や原大樹ら3年生の技術、個の力を集結して勝利を収めた。

 

アシストを量産した木原光晴

 

 「メンタルを含めて、チーム内で競い合ってきた結果。やってきたことをきちんと発揮できた。3年生を中心によくがんばってくれた」と、中村監督は選手たちの努力をたたえた。全国を視野に入れながら“個の技術力の強化”を図ってきたことがチーム力向上にもつながった。「県内で勝つためのメンタリティーはできつつあるが、全国で勝つためにはさらに強い精神力を身に付けなければならない」と中村監督。技術力の強化、状況判断力やバスケの理解度も上げていきたいと話す。

 

 キャプテンの木原は、「ウインターカップの悔しい経験が力になった。今回はベンチを含めて一丸となれたことが勝利につながった」と、チームワークで勝利できたことに笑顔を見せた。最終的な目標は、ウインターカップで柳ケ浦の名を刻むこと。まずは全国高校総体での活躍を誓い、コートを後にした。

 

7年ぶりの優勝となった柳ケ浦

 

 

(黒木ゆか)

大会結果

2023年度