
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
大分県高校総合体育大会
5月31日 サイクルショップコダマ大洲アリーナ
バレーボール女子
決勝リーグ ①東九州龍谷3勝②大分商業2勝1敗③国東1勝2敗④臼杵3敗
東九州龍谷2-0臼杵
東九州龍谷2-0国東
東九州龍谷2−0大分商業
バレーボール女子は決勝リーグに東九州龍谷(東龍)、大分商業、国東、臼杵と例年と同じ顔ぶれの4校が進出。東龍は予選トーナメント・決勝リーグ共に1セットも落とすことなく、圧倒的な強さで21大会連続36回目の優勝を決めた。
全勝で迎えた東龍、大分商業の事実上の決勝戦となった決勝リーグ最終戦は、1セット目から一方的な展開となった。東龍は立ち上がりの連続サーブミスで動揺した大分商業に立ち直る隙を与えず、キャプテンの佐村真唯(3年)やエースの折立湖雪(同)ら主力がキレのいいスパイクを叩き込み、序盤から連続得点。その後も東龍の代名詞である高速バレーが爆発し、25-12と大差をつけた。
2セット目も勢いは止まらず、大分商業を寄せ付けず25-18でフィニッシュ。準備不足のまま臨んだ1月の県高校新人大会や、決勝戦で大分商業に接戦に持ち込まれた4月の全九州バレーボール総合選手権大会予選(九総予選)とは明らかに違う東龍らしいプレーで頂点に立った。
相手に付け入る隙を与えなかった東龍
試合後、竹内誠二監督は「仕上がりはいい。新人戦、九総予選より連係が良くなった。3年生が落ち着いていて、チーム全体を引っ張ってくれている」と手応えを口にしたが、同時に「失点につながるミスをしないなど、ワンランクアップする必要がある。今年は(3月に卒業した)室岡(莉乃・日立リヴァーレ)のような絶対的な存在がいないので、全員がエース、全員がリベロにならなければ全国で勝つことはできない」と課題を挙げ、先を見据えた。
昨年は新型コロナウイルスの影響で全国高校総体が中止となり、春の高校バレーも3位に終わった東龍。不完全燃焼のまま1年を過ごした選手たち。とりわけ3年生の日本一に懸ける思いは強い。佐村は「全国へ行くために落とせない試合だった。昨年はインターハイがなくて悔しい思いをしたが、今年は3冠を狙う。全員バレーで日本一になる」と決意を口にした。
一方、大分商業の森栄一郎監督は「東龍対策の新ローテーションで臨んだが、一番大切な試合の入りで、サーブミスが2本出て調子が狂った。最後まで立て直せなかった」と悔しさをにじませた。今後は森監督が東龍に通用すると断言するエース嵯峨暖菜(3年)を中心に、2年生、1年生のレベルアップを図り、チーム力の底上げを目指す。
今年も日本一を目指す東龍
(甲斐理恵)
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