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小学生サッカー 攻撃貫いたスマイス・セレソンが九州準優勝 【大分県】

小学生サッカー 攻撃貫いたスマイス・セレソンが九州準優勝 【大分県】

 3月28、29の両日、大分スポーツ公園クラサスサッカー・ラグビー場で行われた「JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN九州」。スマイス・セレソンは準優勝に輝き、初出場となる全国大会への切符をつかんだ。

 決勝の相手は3連覇を狙うサガン鳥栖U―12。個々の技術、フィジカルともに上回る強敵に対し、スマイスは臆することなく自分たちのスタイルをぶつけた。前線からの積極的なプレス、ボールを奪えば迷わずゴールを目指す姿勢。その戦い方は、準決勝までと何ら変わらない。押し込まれる時間が続いても、足を止めずに追い続けた。

全国大会出場を決めたスマイスのメンバー

 前半4分、自陣でのミスから先制を許す。それでも下を向かない。同11分、相手のミスを誘い、諸冨巧真(新5年)が力強いミドルシュートを突き刺し同点。しかし、その直後に再び失点。さらに相手エースの個の力に押し切られ、前半は1―5で折り返した。

 後半、スマイスはなおも攻める。6分に矢野翔介(新6年)がミドルシュートを決め、3点差に詰め寄る場面もあった。だが、最後まで攻撃的な姿勢を崩さなかった代償として失点も重なり、試合は2―7で終了。それでも、この一戦に刻まれたのは、スコアでは測れない価値だった。

 「どんな相手でも引いて守ることはない」。小野陽祐監督が掲げる信念は明確だ。攻撃は最大の防御。その言葉通り、スマイスは大会を通じて自分たちのサッカーを貫いた。アンドレ・ルイス・パラッチョコーチも「全員で攻撃し、全員で守る」ことを強調する。特定の選手に頼るのではなく、全員が関わりながらリズムを生み出す。その連動性こそが、このチームの特徴である。

 実際、今大会のスマイスは学年構成も特徴的だ。新6年生だけでなく5年生、4年生も多く含まれる中で決勝まで進出。経験値や体格で劣る部分を、運動量と連動性で補い、チームとして戦う姿は際立っていた。キャプテンの後藤瑛琉馬(新6年)も「守りに入らず、攻撃サッカーを貫けた」と振り返る。強敵相手に2得点を奪った事実は、自分たちのスタイルが通用する証でもあった。

攻撃サッカーを貫いた後藤

 そして、この経験は次なる舞台へとつながる。5月に横浜で開催される全国大会は、スマイスが掲げる「全員で戦う」スタイルが試される舞台である。「足りない部分を一つずつ改善していく」。コーチの言葉は冷静だが、その裏には確かな成長への手応えがある。決勝で感じた差を次の一歩に変えられるか。後藤も「もう一度サガンと対戦して勝ちたい」とリベンジを誓った。


(七蔵司)

大会結果