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ライフル射撃 3校が出場の県勢に期待高まる

ライフル射撃 3校が出場の県勢に期待高まる

 3月末に予定されていたライフル射撃 の全国高校選抜大会は、緊急事態宣言延長に伴い中止となり、代替大会が4月17日から2日間開催される。全国3会場での分散開催という形になったが、ファイナルは各会場をリモートでつなぎリアルタイムで競い合うなど、本来の大会になるべく近い形式で行う。選手たちは、「このような状況下でも試合ができることに感謝したい」と口をそろえ、上位入賞を目指して最終調整に励んでいる。県勢男子はエアライフルに高塚日翔(由布・3年)、ビームピストルに佐藤宗哉(同2年)、ビームライフルに三宅真人(中津東2年)、女子はエアライフルに野畑美咲(由布3年)、ビームライフルに野村奈生(別府翔青2年)が出場する。

 

 個人・団体ともに全国トップクラスの成績をおさめている由布の3選手。昨年の県高校総体では、大会新記録で自身初となる優勝を果たすなど結果を残し、着実に全国トップレベルの力を付けている高塚は、「目標は615点以上を取って優勝すること。自己ベスト(613点)を本番で更新できるように普段でも試合を想定して練習している」と、緊張感をもって練習に励み、本番で最大のパフォーマンスを発揮したいと話す。

 

高い集中力で練習に励む

 

 昨年の全日本選抜大会で優勝し、東アジア大会でも4位入賞。経験値の高い野畑は、フォームを変更してさらなる得点アップに励んでいる真っ最中。「得点を気にしすぎると集中力が切れてしまうことが課題。もちろん優勝は狙っているが、得点にとらわれずに挑みたい」と意気込む。また、2年生ながら出場権を獲得した佐藤は、「大きな大会の経験が少ないので、どこまで力を出せるか自分でも分からないが、適度な緊張感をもって優勝を目指したい」と、自己ベスト(552点)を更新して優勝を果たすべく、体幹やバランスの強化にも励んでいる。

 

 野畑卓宏監督は、「大会の延期や中止が続いたが、選手たちは気持ちを切らさず基本練習を徹底し、課題に向き合ってきたからこそ日々成長している。追われる立場は苦しいことも多いが、実力を発揮して目標を達成してほしい」と、由布だけでなく県勢全員の活躍に期待を寄せる。

 

上位入賞を目指す由布高校の3選手

 

 

(黒木ゆか)