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全国高校選抜大会出場校特集 バドミントン男子 ベスト4を目指す別府鶴見丘のペア 【大分県】

全国高校選抜大会出場校特集 バドミントン男子 ベスト4を目指す別府鶴見丘のペア 【大分県】

 力強いスマッシュを武器とするパワーヒッター木元悠人と、冷静な試合運びでペアを支える頭脳派プレーヤー木津颯斗。タイプの異なる別府鶴見丘の2年生ペアが、第54回全国高校選抜バドミントン大会(24~28日・香川県)の男子個人対抗ダブルスに出場する。このペアとして全国の舞台に立つのは初めて。大分県勢がこの種目で出場権を得るのは、地元開催だった第36回大会(2008年)以来18年ぶりのことであり、県バドミントン界にとっても大きな一歩となる。

 切符をつかんだのは、強豪がひしめく九州地区予選の第3代表決定戦だった。相手は九州国際大付(福岡)。1ゲーム目を落とし、追い込まれた状況から試合は動き出した。「まだいける」。2人は声を掛け合い、果敢に攻め続け、打たれても返す。激しいラリーを制し、23ー21、22ー20と2ゲームを奪い返した。勝負が決まった瞬間、2人はコートで拳を突き上げ、「よっしゃー」と声を上げた。

パワーヒッター木元

 力強いスマッシュで得点を重ねた木元は、初戦から試合を重ねるごとに成長した。対戦相手が強くなればなるほど、相手の良さを学び、即座に対応した。「代表決定戦の終盤は『もうすぐ勝てるぞ』と熱い気持ちで戦った」と振り返る。木津は病み上がりで万全の体調ではなかったものの、「最後は絶対に勝つ。お世話になった方々への恩返しのために」という強い信念で臨んだ。相手の特徴を分析してゲームメークし、安定したショットで勝利に導いた。「今まで経験したことがないくらいのうれしさ」と笑みがこぼれた。

 全国選抜大会で監督を務める藤田圭偉(けい)教諭と、顧問の岡部孝信教諭は「2人の息がかみ合った。レシーブ力も優れ、攻められても返した。ミスがなく、ここぞという場面で決めた。過去一番の試合だった」とたたえた。

頭脳派の木津

 木津は5歳からラケットを握り、木元は中学で競技を始めた。1年時から全国高校総体に県代表として出場するなど経験を積み、昨夏はそれぞれ3年生とのペアで全国の舞台を踏んだ。新チームになってペアを組み、大一番に勝利することで連携と信頼の絆を強め、勢いに乗っている。

 普段は厳しい練習も声を出して盛り上げ、楽しむことを大切にする。バドミントンに夢中になれるのは「自分たちからどんどん攻めて決める。勝つ喜びが大きい」と声をそろえる。将来の目標は「日本代表」という木津と、「消防士」という木元。性格もプレースタイルも異なるが、試合になれば互いを補い、パワーを増す。全国選抜大会は「ベスト4」を目標に掲げ、強敵に立ち向かう。


(坂本陽子)

大会結果