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ソフトボール女子 勝負強さを身に付け、守り勝つ大分西

ソフトボール女子 勝負強さを身に付け、守り勝つ大分西

 明日から始まるソフトボール女子の全国高校選抜大会に2年ぶりに出場する大分西。県予選では準決勝、決勝と僅差で勝利、勝負強さを身に付けている。浜口亮監督は「今年のチームは守備のチーム。ホームランバッターがいないので小技を使ってつなぎ、粘り強く終盤勝負に持ち込むのがウチの必勝パターン」と話す。

 

 チームの柱は2組のバッテリー。エースの伊達朝香、安部遥子の2投手と米村萌花の2年生バッテリーと中学時代に全国大会を経験した速球派の伊東蒼生と柴北朱莉の1年生バッテリーを対戦相手や戦況によって起用する。伊達は変化球を取り入れてから配球の幅が広がり、先発として計算ができるようになった。「立ち上がりさえ乗り切れば試合がつくれる」と浜口監督。安部、伊東と継投で最少失点に抑えることができれば勝機は広がる。

 

3投手の継投で勝機をつかむ

 

 守備の要であり、中軸を担うキャプテンの竹尾友酉(2年)は、少ないチャンスをいかに集中打で得点に結びつけるかを考える。「個人の力だけでは勝てない。チームが一つになって、それぞれができる役割を考えて実行する必要がある」と語る。浜口監督も「練習時間も少なく、限られた環境で工夫しながら強化してきたチーム。全国では格上相手との対戦になる。真っ向勝負する必要はない。相手の力を見極め、利用する工夫が必要。それができる選手がそろっている」と攻略法を練る。

 

 全国高校選抜大会の目標はベスト16。近年、県代表は全国規模での大会は初戦敗退が続く。1回戦は全国大会常連校の京都西山と対戦。浜口監督は「試合の入りで崩れなければ勝負できる相手」と選手には浮き足立たずに平常心で戦うことを求める。序盤の攻防が勝利のカギを握る。竹尾は「この大会で自信を付け、最終目標のインターハイ(全国高校総体)につながる試合をしたい。そのためには自分が強い気持ちを持って突破口を開きたい」と力強い言葉で勝利を誓った。

 

2勝してベスト16入りを目指す大分西

 

 

(柚野真也)