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トリニータU―12 アグレッシブなサッカーで九州大会優勝を目指す

トリニータU―12 アグレッシブなサッカーで九州大会優勝を目指す

 大分トリニータU―12は、小学6年生にとって最後の大会となる九州U―12サッカー大会に出場する。14日に行われた県予選で四日市南SSCに決勝で惜敗したが、これまで取り組んだサッカーで九州のレベルの高いチームを相手に優勝を目指す。首藤圭介監督は「自分たちのサッカーに、より近づいている。質の向上を図って、九州大会にはいい状態で臨みたい」と語った。

 

 県予選での苦戦は想定内だった。全日本U―12サッカー選手権大会(全日本選手権)に出場したことで2次リーグから対戦相手に対策を練られた。「個々のレベルが高く、頭一つ抜けている。ある程度は守りから入らないと試合にならない」とは相手チームの監督の言葉だ。ゴール前を固めて守る相手を崩すのは、いくら個々の技術があっても難しい。「最後は決定力になる。攻撃の方法は共有できたが、精度に欠けた」(首藤監督)。

 

積極的な攻撃サッカーを貫く

 

 守る相手に対し、パスを回してもほころびが出ない。ならばと、前線からボールを奪い、ショートカウンターで好機を見出す。全日本選手権から取り入れた戦術だ。前半12本のシュートを放ち、得点こそなかったが引いて守る相手に対しての対抗策は吉と出た。「アグレッシブなサッカー」はトップチームを目指すクラブの哲学だ。首藤監督は「前からボールを奪いにいく姿勢を出せた」と選手をたたえた。

 

 一方的に攻めながらも、わずかなミスが失点につながった後半は、相手が逃げ切りを図り守備の意識がさらに高くなったことで攻めあぐねた。シュート5本に抑え込まれたのは今後の課題となる。キャプテンの金井佑磨(6年)は、「悔しい。相手のGKは大きく、ロングシュートを止められた。今日の反省を次につなげたい」と話し、九州大会に向けて気持ちを切り替えた。

  

九州王者を目指すと意気込む金井佑磨

 

 

(柚野真也)

大会結果