冬の高校スポーツ全国大会 サッカー女子 初戦突破がカギ 日本一へ挑む柳ケ浦【大分県】
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冬の全国大会へ挑む大分の高校生アスリートたちが11日、県庁で行われた壮行会で決意を新たにした。駅伝やラグビーなど、10競技の代表選手、監督が一堂に会し、重みある静けさが会場を包んだ。県高校体育連盟の佐保宏二会長、山田雅文県教育長が「全国の大舞台を前に緊張を感じず、鍛え上げた力と技を存分に発揮し、まばゆい輝きを放ってほしい」と激励を送り、尾野賢治副知事も「全国には強豪が待っているが、恐れずに全力で戦ってほしい」と背中を押した。
その言葉を受け、サッカー女子・柳ケ浦の田淵聖那主将(3年)は「支えてくれる方々に言葉でなく、結果で恩返ししたい」と力強く誓った。会場の空気が一段引き締まり、選手たちの表情に覚悟が宿った。

壮行会後には、それぞれが全国への視線をさらに鋭くした。サッカー男子・大分鶴崎の河野歩夢(3年)は「他の競技の選手たちから刺激を受けた。目の前の一戦を全力で勝ち切りたい」と語り、スキー男子・玖珠美山の荒井優翔(1年)は「高校で初めての全国大会。緊張もあるが、自分の滑りを貫きたい」と静かに闘志を燃やす。
冬の舞台は、努力の総決算であり、未来を切り開く試金石となる。大分代表の挑戦は、ここからが本番となる。

冬の全国大会に出場する県代表は次の通り。
駅伝男子・大分東明(15年連続24回目)、同女子・大分東明(11年連続13回目)
ラグビー・大分東明(4年連続6回目)
サッカー男子・大分鶴崎(2年連続8回目)、同女子・柳ケ浦(6年連続10回目)
バスケットボール男子・柳ケ浦(2年連続5回目)、同女子・明豊(3年連続5回目)
バレーボール男子・大分南(3年連続5回目)、同女子・東九州龍谷(26年連続41回目)
ホッケー女子・玖珠美山(7年連続7回目)
弓道男子団体・国東(4年ぶり4回目)、同女子団体・杵築(初出場)
弓道男子個人・森蒼生(国東2年)、池田陸人(佐伯鶴城2年)、同女子個人・矢野栞奈(佐伯鶴城2年)、本田毬笑(日田2年)
クライミング男子個人・三浦伊織(佐伯豊南1年)、森葵(大分工2年)、同女子個人・中島夕結(大分東明1年)、倉原里咲(竹田2年)、河野篤恵(竹田2年)
フィギュアスケート女子個人・加生捺乃(大分3年)
スキー男子個人・荒井優翔(玖珠美山1年)
(柚野真也)
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