
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
第42回大分県小学生バスケットボール大会
11月29日 豊後大野市大原総合体育館
女子準決勝
判田 47-18 東稙田
滝尾 60-16 日出
女子決勝
判田 38-29 滝尾
第42回大分県小学生バスケットボール大会は、前評判が高かった判田が滝尾を下し、36チームが参加した女子の頂点に立った。
決勝戦は一進一退の攻防が続いた。練習試合を通して手の内を知り尽くす両チームの対戦。前岡誠司監督が「オフェンスは出たとこ勝負だが、ディフェンスは前から当たることで試合を組み立てられると思う」と試合前に話したように、判田が守備から攻撃のリズムをつくり、第1クオーターで5点のリードを奪って主導権を握った。
浜野心音(6年)が積極的な突破で士気を高め、高さのある小川星奈(6年)が得点を重ねる。オールラウンダーの野中真優(6年)が試合をつくり、その他の選手も練習してきた1対1を仕掛けた。「優勝候補と言われていたが勝負弱いところもあった。今日は最後まで守りに入らずに試合を進めることができた」と前岡監督。これまで味わった敗戦の悔しさを晴らした。
得点源となった小川星奈
昨年の同大会で優勝した滝尾は、指田凜花、坂本乃愛、田所栞の160㌢を超える6年生の主力メンバーが残り、優勝候補の一角だった。酒井俊和監督が「新型コロナウイルスの影響で春先から基礎練習ができなかったので、大会前まで個人練習をして、伸び率を最大限に高めた」と話したように、得点力の高い選手たちが存分に力を発揮した。予選の2試合では80点を超える爆発力を見せる。決勝は判田の得点力を警戒し、撃ち合いを嫌った。狙い通りにロースコアの展開に持ち込んだが、勝負どころで相手の気迫に押されて連覇を阻まれた。
ライバル同士の名勝負は判田に軍配が上がった。判田にとって、3月の全国大会に向けて自信を得た大会となった。
攻守がかみ合い優勝した判田
(柚野真也)
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