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大分トリニータUー12 13年ぶり3度目の優勝

大分トリニータUー12 13年ぶり3度目の優勝

第44回全日本Uー12サッカー選手権大会県大会

決勝 11月22日 昭和電工サッカー・ラグビー場Aコート

大分トリニータU―12 3―0 ドリームキッズFC

        前半 1―0

        後半 2―0

 

 全日本U―12サッカー選手権大会の県予選決勝が22日、昭和電工サッカー・ラグビー場Aコートで行われた。県内各地域代表36チームの中から決勝に進んだのは、圧倒的な攻撃力を有する大分トリニータU―12とドリブルサッカーで勝ち上がったドリームキッズFCだった。

 

 首藤圭介監督が「やってきたことが全て出た。選手の成長を感じた」と振り返るように、試合序盤からトリニータが押し気味で進め、中道大聖(6年)を起点にボールを支配する。ドリームキッズは山下紫凰(6年)を中心に守備で得点を割らせず、大久保桧埜(5年)を軸にロングボールから攻撃を仕掛けるが、決定機を作るまでに至らない。

 

 一進一退の攻防が続く中、均衡が破れたのは前半13分。トリニータの金井佑磨(6年)が自陣から得意のロングキックで前線にパスを送ると、相手のミスを誘いオウンゴールで先制する。「相手のプレスがきつかったけど、先制点を取れてチームが乗った」(金井)と積極的な攻撃を仕掛けるようになる。

 

先制点の起点となった金井佑磨

 

 後半もトリニータが主導権を握り、11分に途中交代の増永大生獅(5年)が追加点を奪い、終了間際には奈須翔大(6年)が試合を決定づける3点目を奪って13年ぶり3回目の優勝を決めた。奈須は「めっちゃうれしい。パスをつなぎ、狙い通りに点を取れた。全国でも点を取りたい」と話した。

 

 首藤監督は、「準決勝の教訓を生かせた。昨日は緊張でガチガチだったが、今日はアップの時から選手同士で声を掛け合い、立ち上がりから自分たちらしくボールを保持できた」と選手をたたえた。応援に駆けつけた大分トリニータの片野坂知宏監督は、「いい選手がいるので今後が楽しみ。全国では結果を出して、トリニータのサッカーを広めてほしい」とエールを送った。

 

13年ぶりの全国大会に出場する大分トリニータU―12

 

 

(柚野真也)

大会結果