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県小学生ステップアップバドミントン大会 県内271人が競う ジュニアの飛躍 【大分県】

県小学生ステップアップバドミントン大会 県内271人が競う ジュニアの飛躍 【大分県】

 第5回大分県小学生ステップアップバドミントン大会が4日、クラサス武道スポーツセンターで開催された。県内36クラブから271人が参加。本年度の強化選手や九州大会出場者を除く、次を担う選手が一堂に会した。バドミントンを始めて間もない選手や、あと一歩で上位大会を逃した選手たちが、自身の可能性を広げるためにラケットを握った。

 大在ジュニアバドミントンクラブの薄田夏音(6年)は、「すべてのシャトルをきれいに返すことを心がけた」と話す。基本を大切にしながらも、試合ごとに成長を実感していた様子だ。同クラブの倉見響(6年)も「得意のカットで勝ち上がることができた。中学になっても競技を続けたいので、今日の反省を今後の大会に生かしたい」と前を見据える。2人ともメダルには届かなかったが、敗戦の中にこそ確かな“伸びしろ”を見いだしていた。

大在ジュニアバドミントンクラブの薄田(右)と倉見

 会場には、どのコートからも小学生らしい真っすぐな声が響いた。勝ちたいという気持ちを前面に出し、1ポイントごとに集中を切らさない。時折悔し涙を浮かべながらも、最後までシャトルを追い続ける姿に、観客席から温かい拍手が送られた。その光景は、技術レベルの差を超えた純粋な勝負の世界であり、トップ選手の戦いにも引けを取らない熱気を帯びていた。

 大会の目的は、まさに「ステップアップ」。勝敗よりも、次の舞台へ進むための経験を積むことにある。指導者たちは選手一人ひとりのプレーを見守り、試合後には丁寧にフィードバックを行った。コートの外でも熱のこもった指導が続き、選手たちの表情には充実感が漂っていた。

 閉会式では、入賞者の名が次々と呼ばれ、仲間同士で喜び合う姿が印象的だった。優勝を手にした選手も、惜しくも敗れた選手も、全員がこの日を通して確かな手応えをつかんだ。

1回戦から熱戦が繰り広げられた


【6年男子シングルス】
優 勝 菅原 颯人(Dream Hope)
準優勝 村上 翔星(臼杵TBC)
第3位 岩﨑 元登(坂ノ市JBC)/井上 晄佑(稙田ジュニア)

【5年男子シングルス】
優 勝 伊賀上 槙哉(明野ジュニア)
準優勝 荒川 彪月(ONOジュニア)
第3位 下川 拓眞(中島ジュニア)/志手 遙斗(日出ジュニア)

【4年男子シングルス】
優 勝 江藤 颯大(若宮ジュニア)
準優勝 神﨑 大護(BC臼杵)
第3位 阿南 陽飛(日出ジュニア)/岡本 橙和(ニポポJBC)

【3年男子シングルス】
優 勝 後藤 悠眞(日吉原バドミントンクラブ)
準優勝 山本 和毅(光岡ジュニア)
第3位 平尾 史眞(坂ノ市JBC)/岡本 隆吾(BC春日)

【2年以下男子シングルス】
優 勝 兒玉 樹(稙田ジュニア)
準優勝 三股 瑠偉(滝尾百穴クラブ)
第3位 髙瀬 結心(ONOジュニア)/荒川 凛斗(ONOジュニア)

【6年女子シングルス】
優 勝 伊藤 地央(中島ジュニア)
準優勝 岡部 栞歩(ROCKERS)
第3位 後藤 悠莉(由布川ジュニア)/佐藤 心咲(中島ジュニア)

【5年女子シングルス】
優 勝 伊藤 優那(IKEスクール)
準優勝 北原 明香里(中島ジュニア)
第3位 和田 莉央奈(神崎アスリートLab)/田口 しずく(ROCKERS)

【4年女子シングルス】
優 勝 平野 帆乃果(COCONUTMILK)
準優勝 欅尾 結衣(ONOジュニア)
第3位 欅尾 咲來(ONOジュニア)/細川 瑞月(BC臼杵)

【3年女子シングルス】
優 勝 和田 実莉(神崎アスリートLab)
準優勝 後藤 花奈(別府フレンドリー)
第3位 髙松 慈乃(朝日ジュニア)/堀 向日葵(BC春日)

【2年以下女子シングルス】
優 勝 中 柚葉(COCONUTMILK)
準優勝 姫野 美瑚(別府フレンドリー)
第3位 立花 結愛(ONOジュニア)/田中 莉歩(稙田ジュニア)

(柚野真也)

大会結果