
大分トリニータ 攻撃陣に新たな力 落合陸の決意表明 【大分県】
サッカー
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9勝6分3敗で2位につけるヴェルスパ大分。J3昇格を懸けた大一番が迫っている。1カ月の中断期間を経て迎える再開初戦は、勝ち点差1で首位に立つ滋賀との直接対決だ。チームをまとめる浜崎拓磨キャプテンに、今の手応えと意気込みを聞いた。
中断期間はどのように過ごしましたか。
各自がリフレッシュできて、いい表情で戻ってきました。練習は暑さの中で厳しいメニューも多いですが、再開を楽しみに取り組めています。できれば中断せず続けたい気持ちもありましたが、分析や準備の時間を取れるのはプラスでもありますね。
相手が引いて守ってくる試合も増えると思います。攻め方はどう考えていますか。
引かれる前にカウンターで仕留めることもできますし、今年はそうした得点も多いです。押し込んだ時はゴール前で迫力を出すことが重要で、監督も常に求めています。セットプレーも大きな武器ですが、まだ満足できていないので、もっと磨かないといけないと思っています。
セットプレーの強みはチームの積み上げの成果でしょうか。
今年は特に力を入れていて、コーナーを取るために攻撃を仕掛けることも意識しています。コーナーの数は多いと思いますが、得点はまだ伸ばせるはず。満足していないし、もっと取れれば順位も上げられた試合があったと思います。
ここまで自身のプレーをどう評価していますか。
けがなく戦えているのは大きいですが、まだ貢献できていない部分もあります。本職はサイドバックで、サイドハーフでもプレーしています。難しさはありますけど、与えられたポジションでやるべきことを全うすることを意識しています。仲間の声やサポートに助けられながら、自分の強みであるコーチングで貢献したいと思っています。
今年のチームの変化をどう感じていますか。
声を出す選手が増え、90分間崩れないチームになっています。昨年は曖昧なコミュニケーションで終わることが多かったです。今年は監督も選手も本音で話し合い、解決して進めています。一体感が出て、簡単に失点しなくなったのも大きい。責任感や緊張感、そして雰囲気の良さが失点の減少につながっていると思います。
ベテランと若手の関係性は。
若手はベテランに萎縮しがちで、僕自身もそういう経験をしてきました。だからこそ今は、若手が萎縮せずに力を発揮できるよう意識しています。ベテランの経験と若手の勢い、その両方がうまくかみ合っています。
首位攻防戦となる滋賀戦への意気込みをお願いします。
勝てば首位に立てる、分かりやすい大一番です。残り12試合を戦う中で、こうした緊張感ある試合を経験できるのは必ずプラスになります。首位には2度立ちながらすぐ落ちてしまったので、今度こそ勢いに乗りたい。結果だけでなく、納得できる試合内容にして、残りシーズンにつなげたいと思います。
(柚野真也)
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