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コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バスケ女子編①

コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バスケ女子編①

 高校バスケットボールで最も注目が集まる全国高校選手権大会(ウインターカップ)。3年生にとって、最後の晴れ舞台への出場権を懸けた最終予選まで1カ月を切った。ここでは躍動感あふれるプレーで勝利を目指す選手を紹介。気になる選手も聞いた。

 

木下菜月(中津北3年)

2002年10月16日生まれ、ポイントガード、165cm、三光中学出身

 

 

 強豪・中津北で1年の頃からレギュラーを勝ち取り、ウインターカップには2度出場している。勝ち方を熟知する木下にとって、7月の県高校総体での敗戦は「悔しかったけど学んだことがある。原因は準備不足だったし、自分たちのバスケをやれば次は勝てる」と、すでに次への糧となっている。対戦相手から厳しいマークに合うことも想定済みで、「得点とアシストのバランスを考えたい」と自分のプレーをイメージし、チームを勝利に導くプランを練る。「これまでは先輩に連れて行ってもらったが、今度は自分がキャプテンとしてみんなをウインターカップに連れて行く」と強い決意を口にした。

 

気になる選手は?

対戦するすべてのポイントガード

 県内No.1プレーヤーになるためには同じポジションの選手には負けられない。もちろんチームの勝利があって、個人の勝負は考えたことはないが自信はある。全国でベスト4入りすることが目標。それを達成するためには、県予選では全試合で30得点10アシストを目指したい。高い目標なのは分かっているけど自分にプレッシャーをかけたい。

 

奈須彩乃(大分3年)

2002年4月15日生まれ、パワーフォワード、164cm、大分中学出身

 

 

 7月の県高校総体では勝負どころでジャンプショットを決めて、大分の初優勝に貢献した。これまで脇役に徹していたが、最終学年となり「自分が主役になる」と意識改革。ゴール下のインサイドプレーはキレが増し、シュート成功率も向上。今ではチームの得点源の一人となり攻撃を引っ張る。夏から取り組んだ3点シュートも得点パターンに加わり、シュートレンジは広がった。「ウインターカップに出場して本当の県ナンバーワンになれる」。自信をつけたスコアラーは、チームの勝利のために得点を重ねる。

 

気になる選手は?

山本栞遠(中津北3年)

 県高校総体の決勝戦でマッチアップした。力強いプレーで押し込まれたので、今度対戦するときは負けられない。自分の持ち味である中でも外でも勝負して、チームを勢いづけたい。中津北はベンチの指示で一気にプレースタイルを変えてくる。ポイントとなる選手を抑えて、激しい守備でも上回って大差で勝ちたい。

 

仲野実桜(明豊3年)

2002年5月18日生まれ、フォワード&シューター、161cm、日出中学出身

 

 

 県高校総体ではベスト4入りの原動力となった。3年生が少ないチームの中で、試合ではシューターとして外から射抜く。仲野は「仲間がつないでくれたパスに合わせて狙うだけ」と話す。これまで上位に行けず苦しい時期を過ごしたが、戦い方が明確になり、自分の役割も理解できている。杉山真裕実監督は「流れを変える一本がある。最後の大会だからちゅうちょしないでシュートを打ってほしい」と期待する。大会まで残り1カ月を切り、「負けたら終わり。もっとみんなとバスケがしたい」との思いが強くなった。

 

気になる選手は?

秋吉楓(大分3年)

 シュートがうまく、どんな体勢でも決める力がある。1年生の頃からチームの中心として引っ張っていたし、すごい選手だと思う。ポジションは違うのでマッチアップすることはないし、決勝まで上がらないと対戦できない。私たちは一試合一試合が勝負になるので先のことまで考えられないけど、対戦したら負けたくない。

 

 

(柚野真也)

大会結果

2023年度