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トリニータ 高沢優也インタビュー「一つ一つのチャンスを確実にものにして、勝ち切っていきたい」

トリニータ 高沢優也インタビュー「一つ一つのチャンスを確実にものにして、勝ち切っていきたい」

 大分トリニータは5日、昭和電工ドーム大分でFC東京と対戦する。FW高沢優也選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は4日付本紙に掲載)

       

 昨季、大卒ルーキーとしてJ3の群馬に入団した長身FW高沢優也選手。17得点でJ3得点ランキングの2位に輝くなど、群馬の2年ぶりのJ2復帰の原動力ともなった。今季、トリニータに新加入しすでに3得点、1アシストと活躍。「一つ一つのチャンスを確実にものにして、勝ち切っていきたい」と意気込む。目標は二桁得点、チームが昨季より上の順位になるよう勝利に貢献することを目指す。  

 

 

―今季、これまでJ1で戦って感じたことは?    

 J1にはセンターバックに外国人の強い選手がいたり、プレッシャーや個々のレベルがJ3とは全然違うなと感じました。そんな中 (広島との)リーグ戦で初めて得点でき、(その後の清水戦、鹿島戦でも得点し)J1でも戦えるんだなという自信につながったと思います。

 

―初得点した広島戦では初めてメンバー入りしましたね。  

 試合に出られるか否かは分からなかったですが、出られたら決めてやろうという気持ちでした。交代で入る前線の選手は、(その時点で試合に)負けていたら、自分も含めて何としてでも点を取りたいと思うし、83分に出場した時は0-1で負けていたので、キーパーより先に触ろうと意識したら、(85分の)ゴールに結び着きました。    

 やっぱり途中から出るより、長い時間出られるスタートからがいいです。それまで自分はメンバー外で悔しい思いをしてきましたし、途中から出る難しさも経験していたので、スタートから出る時には出られない人の分まで、と考えるようになりました。

 

 

―3トップのシャドーで出場することが多いですが、シャドーの経験は?  

 ないです。(シャドーは)ボールを受ける回数がセンターFWと違って多いので、やっていて楽しいし、試合のリズムを自分なりにつかみやすいと感じています。また攻撃の場面ではできるだけ中に入っていきたいなとも思っています。

 

―シャドーのタイプは色々ありますが、ご自身はどんなタイプですか?  

 チームから逆サイドからのクロスであったり、背後からの抜け出しを求められているので、そこはすごく意識してやっています。

 

―キャンプから、ここまでトリニータで過ごしてきて、自分のプレースタイルなどはどう変化してきましたか?

 キャンプの時はプレーのスピードに苦戦していましたが、練習を重ねていくうちに自分がやらなきゃいけないこと、求められていることを少しずつ理解できました。前線の選手なので、やっぱり(得点という)結果を出すことで、チームにフィットしたかなという気持ちになりました。

 

―FWとして、改めてゴールへの思いを聞かせてください。

 J1で戦っていく厳しさなのか、1得点だと安心できないので、複数得点を取って後ろの選手たちを楽にさせてあげたい。なので自分に巡ってきたチャンスはしっかり決めたいなと思っています。今後、拍手での応援ができるようになるので、ぜひ大きな拍手で背中を押してください。

 

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=

 

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