バサジィ大分 つかんだ初勝利 走って守って決めた 【大分県】
フットサル
バサジィ Fリーグ開幕直前 キープレーヤーインタビュー
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3カ月遅れてFリーグが開幕する。バサジィ大分は延期期間を利用して、さらなるチーム強化を図った。今季からキャプテンに就いた森洸、5シーズンぶりの再加入となった小曽戸允哉に、どんなテーマを掲げて初戦に臨むのかを聞いた。
背番号19 森洸
全てを出し切り、走り勝つ
Q:開幕を控え、チームの状態は?
徐々にコンディションは上がっています。リーグ戦が延期され準備期間が増え、走り込みが長かったので体力をしっかり戻せました。2週間、フィジカルトレーニングが続きました。「あれだけ走ったのだから」と、勝ちたい思いが強くなった。走力だけではなく、気持ちの部分も強くなりました。あとは自信を持って戦うだけです。
Q:リーグ開幕が決まらない間は、どのようにモチベーションをコントロールしたのですか?
開幕のめどが立たない状況はきつかったけど、体をつくっていくことは変わらないと考えるようにして、あまり意識せず一日一日を積み重ねようと思っていました。苦労するかなと思っていましたが、自分に足りない部分を補う時間に使えました。コンディションも調整でき、いつも以上に仕上げることができたと思っています。自分はパワーがないので筋力をつけ、けがをしないように柔軟性を高めました。苦手な左足を鍛えることもできたし、そういうところを試合で発揮したいです。
Q:今季はキャプテンとなりましたが、これまでのシーズンとの違いは?
みなさんの前に立つ場面が増えました。取材とか表敬訪問だとか。キャプテンとしては、熱く引っ張っていくタイプではないので、日頃の練習やプレーで示していけるように頑張りたいです。
Q:今季の見どころは?
走り勝つというところ。最後の局面で体を投げ出したり、球際で戦うところを見てほしい。攻撃面では決定機で決めきるところにこだわって取り組んだので、結果を出したいです。個人の目標としては、とにかく持っている力を出し切りたい。社会情勢が厳しいなかで、開幕できることがうれしい。その思いをピッチで表現したいです。
背番号12 小曽戸允哉
気持ちを前面に出して戦うのみ
Q:5シーズンぶりの復帰の感想と、外から見た大分について聞かせてください。
大分に戻って来ることができたことはうれしいです。チームは毎年、選手やスタイルが変わったなかで、特に伊藤雅範監督になってからは自分が在籍していたときのようなバサジィになったという印象はあります。若い選手が多いので前のときと少し違うけど、それでも監督のスタイルというところは大きく変化している感じはないです。
Q:チームにどんな影響を与えたいですか?
チームが結果を出すために自分が力にならないといけない、その思いは強いです。そのために練習から一生懸命やって、そういう姿をみんなに見てもらうというのは自分の中では意識しています。(大分を離れてからの)5年間でいろんな経験はしてきたけど、フットサルに取り組む姿勢や考え方はそこまで変わっていない。これまで通り、チームの勝利のためにできることを行動に移したいです。
Q:開幕が延期された影響は?
そこまで大きな影響はないです。こういう状況でも開幕できることは感謝しかないです。練習できなかった期間があったなかで、体づくりを一からやり直すことができました。チームとしても、今は一つにまとまっていい準備ができていると思います。
Q:今季の目標は
個人の目標は、まずは試合に出てチームの勝利に貢献したい。具体的な数字はないですが、全試合に出場することが一つの目標です。気持ちを出して戦うというところが自分の一番の持ち味なので、見てほしいです。
(柚野真也)