
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
大分トリニータは8月1日、昭和電工ドーム大分で鹿島アントラーズと対戦する。DF三竿雄斗選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は31日付朝刊に掲載)
自粛期間中は、昨年末に生まれた第2子の世話で忙しい妻に代わって買い物に行ったり、日頃できないサポートをしたと話す三竿雄斗選手。連戦の疲れを感じさせることなく3バックやワイドの左で存在感を見せている。全体練習が終わった後、クロスの自主練習に励んでいるそうで、「左からの攻撃の起点になるなど、今年は去年の3ゴールを上回る得点を狙ってほしい」と片野坂知宏監督も大きな期待を寄せる。
―連戦が続いていますがコンディションはいかがですか?
去年の夏場よりはいいし、しっかりケアしていけば問題なくやれると思います。とにかく12月まで連戦が続くので、練習から切磋琢磨しながらチーム一丸となってやっていかなきゃって思っています。誰が出てもチームとしてやるべきことが変わらないのが「大分」ですから。
―第4節のホーム神戸戦から観客が入るようになりましたが、それまでの2試合は無観客試合でした。気持ちの部分で違った点は?
やはりお客さんが入ると気合いが入りますし、(選手個々の)責任感も、より増します。お客さんがあってこそのサッカーだと改めて思いました。
―リーグ再開後から選手交代枠が5人になりました。どう捉えていますか?
途中から出てゴールやアシストなどの結果を出すことはチームにとって大事なことだと思いますし、そういう選手って練習の時から高いモチベーションを持って、たくさんいいプレーをするなど調子がいいんですよ。毎年そうですが、今年は特に総力戦になるだろうし「チームの総合力」が試されると思います。
―「チームの総合力」とは?
一人一人がチームとしてのコンセプトや戦術、やるべきことを理解していること。それはできていると思います。大分はJリーグの中でも特色のあるサッカーをしていますし、個々の能力も他チームに比べて劣っていないと感じています。現に失点数はリーグの中でも少ない方。みんな体を張ったり、いいポジショニングを取ったりしています。
―どう育んできたのでしょうか?
毎日の練習の中でチームがやるべきことをみんなで落とし込んで、意識を高く持ってやってきたからだと思います。
―もっと高めていきたい部分は?
やっぱりビルドアップする中で、相手の変化を見ながら徹底して対処していきたいと思っています。
―勝っている時の試合の「閉め方」についてDFとして特に気を付けていることは?
去年、何度か最後の最後に追いつかれて引き分けで終わったことがあったので、常に声を掛け合うよう心掛けています。ほとんどの失点はボールウオッチャーになってマークを外してしまったりするので、最後の1秒まで集中力を切らさず、足を止めずに戦うことが大事だと思います。サポーターの皆さんに勝利を届けられるよう頑張っていきたいです。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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