目指せ花園、そして日本代表 添田有香(大分東明高校2年)

2019/01/26
  • ラグビーW杯に向けて

 県高校新人大会で優勝を目指す東明高校ラグビー部。練習中から熱のこもるグラウンドを、小柄な女子選手が俊敏な動きで駆け回る。男子部員と同じように練習メニューをこなし、臆することなく大きな声を出し練習を盛り上げる。添田有香(2年)に対し、周りの男子部員も「女子だから」という考えはなく、仲間として受け入れ高校ラグビーの聖地“花園”を目指している。

 

 添田が楕円球と出会ったのは小学4年生の時だった。「鬼ごっこをみたいなゲーム感覚だった」と兄が所属する筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(福岡)に入部し、男子に混じって練習する日々を過ごす。「あの頃も今も男子と一緒に練習するのは当たり前。今は体格差があって当たり負けするが、男子と同じルールでやりあえるのは楽しい」と話す。これまでラグビーを嫌いになったことも、辞めたいと思ったことも一度もない。

 

 ただ、「ラグビーをするのは中学まで」と漠然と考えていた。高校で女子がラグビーを続ける環境は全国を見渡してもごくわずか。進路を決める際もラグビーは頭になかった。目標であった外国語を学ぶことを第一優先に進学先を探していた時に「東明高校のパンフレットで、国際コースがあることを知った。よく見たらラグビーに力を入れていたので、すぐに親に連絡してもらった」。白田誠明監督は性別も出身国も問わないオープンな性格だ。「女子であろうと留学生であろうと、ウチでラグビーをやりたいと思う子を拒む必要はない」と受け入れ、同校ラグビー部初の女子選手が誕生した。

男子部員と同じ練習をこなす添田有香

 

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